【ラグビー】昨季3位東京SGが今季未勝利でまさか11位…「30点取られている」小野HC課題言及
<ラグビー・リーグワン1部:東京SG30-30トヨタ>◇第3節◇4日◇東京・味の素スタジアム◇観衆1万5914人 【写真】トライを決める東京SG尾崎 昨季3位の東京サントリーサンゴリアス(東京SG)が、開幕から3試合未勝利で12チーム中11位となった。 開幕2連敗同士となったトヨタヴェルブリッツ(トヨタ)戦で引き分け。後半25分にSO高本幹也(23)のPGで30-22としたが、相手PGとトライで同点に追いつかれた。元日本代表で就任1季目の小野晃征ヘッドコーチ(HC、37)は「一言でチームの雰囲気をまとめるなら『悔しい』。チームとして(得点を)取りきることも大事だと思いますが、同時に30点取られている。取られ方もあまり良くない。改善していかないといけない」と評した。 前半15分に南アフリカ代表WTBチェスリン・コルビ(31)が意図的なノックオン、後半39分には途中出場の元日本代表BK中野将伍(27)が危険なタックルで10分間の一時退場となった。小野HCは「規律はすごく大事にしている。個人のスキルなのか、テクニック、コーチングの部分なのかはビデオを見直したい。チーム全体的にも、イエローカードが出たら他の14人に負担がかかる。しっかり修正しないといけない」と今後を見据えた。 1分け2敗で迎える第4節は12日、東京・秩父宮ラグビー場でのクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦となる。2季前の王者との戦いを前に、フッカー堀越康介主将(29)は「本当にプライドの戦いになった。勝ち切れた試合を勝ちきれなかったところは、すごく反省。次の試合に向けて、またいい準備をしていくべきだと思います」と今季初勝利を誓った。【松本航】