「ピントが合わない」「視力が落ちた」…"アイフレイル"かも?早期発見・対処が重要!目の不調「アイフレイル」の真実
疲れ目の原因~アイフレイル「老眼」~
<誰にでも起こる「老眼」> 老眼とは、加齢とともに近くのものが見えにくくなる状態のこと。老眼もアイフレイルの代表的な症状の1つで、40歳を超えるとほとんどの人がなると言われているそうです。目はものを見る距離によってレンズの役割をする水晶体の厚さを「毛様体筋」という筋肉が調節してピントを合わせています。遠くを見る時は水晶体を薄く、近くを見る時は厚くする事でピントが合い、正しくものを見る事ができるのだとか。ところが、年齢を重ねると水晶体が硬くなり始め、毛様体筋での十分な調節が難しくなってしまうそうです。 <「老眼」が引き起こす疲れ目> 老眼の症状が出始めて最初の5~10年は徐々にピントが変化していくそうです。調節機能が低下しているにも関わらず我慢して老眼鏡を使わずにいると、目に負担がかかり疲れ目につながるのだとか。そのため、老眼鏡を使用して目の負担を減らす事が大事だそうです。 <「近視」の人は気付きにくいので要注意!> ピントが合っているように見えていても、近視と老眼ではピントの合う位置が異なるそうです。近視の人は裸眼で見るとピントが近くに合っているため、老眼に気付きにくいのだとか。そのため、気がつかないうちに目に負担がかかり、疲れ目につながっている事があるそうです。 <「老眼」簡単セルフチェック> 老眼になっているかどうかをチェックしてみましょう。該当した場合は、検査をして老眼鏡の使用を検討するのがオススメだそうです。 ▼眉間に人差し指を置く ▼指紋にピントが合う距離まで人差し指を離していく ▼ピントの合う位置が30cm以上だと老眼の可能性あり
アイフレイルのサイン「疲れ目」の改善方法!
老眼の原因の1つ「疲れ目」は、アイフレイルのサイン。進行すると肩こり・頭痛・吐き気なども伴う「眼精疲労」を引き起こしてしまうそうです。先生オススメの疲れ目改善法は"1時間に1回2分程度目をつぶって毛様体筋をさぼらせる"事。目のピントを調節するのに重要な毛様体筋ですが、加齢などにより水晶体が硬くなるとピントの調節が難しくなり、より強い力で動かなければならなくなるそうです。その結果、より負担がかかり疲れ目の引き金になってしまうのだとか。そのため、まずは目から入ってくる情報をシャットアウトし毛様体筋をしっかり休ませましょう。さらに、目をつぶる事で乾燥を防ぎドライアイ予防にもなるそうです。