『昭和米国物語』の世界は□80年代の中国□で育ったからこそ生まれた!反響への感想や体験版の予定までプロデューサーに聞いてみた
――中国において、これからのコンソール市場及び開発の現場というのはどう変化していくとお考えでしょうか。
XY.Luo:先ほども言ったように中国のコンソール市場はユーザーの増加とともに、大きな拡大を遂げています。8月に発売された『黒神話:悟空』はSteamだけで2,000万本を超え、そのうちの8割が中国のゲーマーです。
中国ユーザーたちのゲームへの認識は変わり、高品質かつより良いゲーム体験を求め、開発者に望むクオリティも高まっていっています。今、中国でのゲーム開発はチャンスとリスクが共存している状況でしょう。
――最後に、日本の読者へのコメントをお願いします。
XY.Luo:新しいPVを公開して、多くのコメントを頂けてとても驚きました。PVの細かい場所に隠した要素を発見してくれた上に、セリフに注目してくださった方が多かったのも有難かったです。
セリフを書いた時の私の気持ちと共鳴して笑う人もいれば、泣く人もいる。中には笑い泣きもあるでしょう。まるでプレイヤーとコミュニケーションを取っているような感覚に陥ります。このコミュニケーションは、直接的ではなく作品を通して行われる交流ですね。リリースの日が待ち遠しいです。私が愛している『昭和米国物語』の世界を、皆さんにも愛していただけたら幸いです。
――今回は、ありがとうございました。
最後に日本で行きたい場所を聞くと、「北海道だが、熊が怖い」とジョークまで飛ばしたXY.Luo氏。『昭和米国物語』の体験版や、イベント出展などの可能性も垣間見えたインタビューとなりました。
『昭和米国物語』は、PC/PS5向けに2025年リリース予定です。どこか違うけれどどこか懐かしい日本を感じられる本作の続報を待ちましょう。
Game*Spark 高村 響