『昭和米国物語』の世界は□80年代の中国□で育ったからこそ生まれた!反響への感想や体験版の予定までプロデューサーに聞いてみた
この、どこか懐かしくも新しい感覚をゲームで味わえるのはきっと面白いはずです。プレイヤーはこのおかしな世界観の中で、不思議な80年代を体験していくことになります。
――11月1日に公開されたPVも話題になっています。これらの□日本での反響□に何を感じられましたか。
XY.Luo:多くの日本ユーザーのコメントを拝見しましたが、年長の方がPV2の小ネタから多くの懐かしさを抱く一方で、若いプレイヤーはジョークのような設定に好奇心を抱く人もいることがわかりました。どちらにせよ、大きく注目してもらっていますね。
この反応には嬉しい気持ちと同時に、少し寂しい気持ちもあります。昔は多くの人がわかるネタだったとしても、今では日本人でも古いネタが通じない人が若い層が当然ながらいるわけで、時代の流れを感じてしまいますね。
――中国ではどのような受け止められ方をしているのでしょうか?
XY.Luo:中国のプレイヤーは、私と同じく「日本とアメリカ文化の融合」という懐かしさに共感してくれるでしょう。「抽象的な日本」と分かったうえで、『昭和米国物語』を楽しみにしてくれています。また、中国ではAAAタイトルに疲れている趣もあるので、インディーライクな本作は注目されています。
中国のプレイヤーにとってもゲーム内に多く馴染み深いものが登場するため、大きく共感してくれると思います。彼らは『昭和米国物語』が非常に違和感ある世界だと理解しながらも、ゲームとしての楽しさを見出してくれるでしょう。多くの中国ユーザーは、「ゲームはまず第一に、楽しくなければいけない」と考えています。彼らは、このゲームがすでに多くある□プレイしていて疲れるAAAゲーム□とは異なると感じられるはずです。
その一方、中国のネット上では「やはり中国の会社でないと、このような特徴的なゲームは作れない」とコメントする人もいます。我々は中国人であるため、日本文化やアメリカ文化にステレオタイプを抱いてしまうのですが、それが逆に『昭和米国物語』を生み出せたと感じているのですね。