高松商の横井亮太主将が選手宣誓「若者が夢を追える平和な世の中に」
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)が18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。記念大会のため、例年より4校多い36校が出場し、春の頂点を目指す。 【4年ぶりに選手全員が行進…開会式を写真で】 新型コロナウイルス禍の影響で、センバツは2020年は開幕直前に中止。21、22年は開催されたものの開会式が簡略化されたり観客数が制限されたりした。22年は関係者が新型コロナに感染した2校が出場辞退した。今大会は観客の声出し応援が解禁され、マスクの着用も個人の判断に委ねられる。 この日は降雨のため、予定より1時間半遅れの午前10時半に開会式がスタート。4年ぶりに選手全員がグラウンドを一周する入場行進があり、選手たちは行進曲調に編曲された、人気ロックバンド「back number」の「アイラブユー」のメロディーに乗ってあこがれの聖地の芝と土を踏みしめた。 式典では、大会会長の松木健・毎日新聞社社長があいさつ。永岡桂子文部科学相が祝辞を贈り、宝馨・日本高野連会長が励ましのことばを述べた。その後、香川・高松商の横井亮太主将(3年)が選手宣誓。世界中の戦争や災害を念頭に「若者が希望を持ち、夢を追いかけられる平和な世の中となるよう願わずにはいられません」と語りかけ「勇気や感動を届けることで、支えてくださる全ての方に恩返しをしたいと思います」と誓った。 大会は準々決勝、準決勝翌日の休養日各1日を含む14日間。【戸田紗友莉】