えぐい稼ぎ…。欧州日本人、高額年俸ランキング11~20位。1億円超えがズラリ! 2000年代生まれの若き逸材も
15位:オナイウ阿道(オナイウ・あど)
生年月日:1995年11月8日 所属クラブ:オセール(フランス) 推定年俸:84万ユーロ(約1.3億円) 24/25リーグ戦成績:9試合2得点0アシスト リーグ・アン(フランス1部リーグ)で徐々に調子を上げているオナイウ阿道が、欧州日本人選手の最新年俸ランキングで15位にランクインした。推定年俸は84万ユーロ(約1.3億円)となっている。 2021年7月から始まったオナイウの欧州挑戦は、喜びと挫折を交互に味わうジェットコースターのような道のりだった。 移籍初年度はトゥールーズのエースとして躍動。リーグ・ドゥ(フランス2部リーグ)で38試合10得点2アシストをマークし、クラブのリーグ・アン昇格の立役者となった。しかし、翌2022/23シーズンはベンチスタートが多くなり出場機会が減少。リーグ戦34試合で2得点1アシストと、個人成績も伸び悩んだ。 シーズン中には一部のトゥールーズサポーターからSNS上で辛辣な非難を浴びるなど、辛い経験も味わったオナイウ。だが、2023年8月に完全移籍を果たしたオセールで状況が変わり始める。 加入直後こそチームへの適応が遅れたことでファンからのバッシングを受けたが、徐々に実力を発揮。最終的には34試合で15得点1アシストを記録し、オセールをリーグ・アンの舞台に引き上げた。 迎えた2024/25シーズン、オナイウはトゥールーズ時代に辛酸を嘗めたリーグ・アンでしっかりと結果を残している。現地時間11月3日に行われたリーグ第10節のスタッド・レンヌ戦(〇 4-0)ではシーズン2得点目をゲット。冷静なフィニッシュからはメンタル面の充実が見て取れる。 ここから、苦難の時を乗り越えた28歳FWの快進撃が始まる予感がする。
14位:浅野拓磨(あさの・たくま)
生年月日:1994年11月10日 所属クラブ:マジョルカ(スペイン) 推定年俸:84万ユーロ(約1.3億円) 24/25リーグ戦成績:6試合0得点0アシスト 欧州日本人選手の最新年俸ランキングで14位にランクインしたのは、推定年俸84万ユーロ(約1.3億円)を受け取っているとされる浅野拓磨だ。 今夏、長らくドイツでプレーしてきた浅野に大きな変化が訪れた。スペイン・バレアレス諸島を本拠地とするマジョルカに完全移籍で加入したのだ。 30代を目前に控えたタイミングで、慣れ親しんだ環境を離れるという決断は決して簡単なものではなかったはずだが、浅野はあえてスペイン初挑戦という道を選んだ。 2024/25シーズンが開幕して間もなく3カ月が経とうとしているが、ここまで浅野にとっては難しい時間が続いている。ラ・リーガ(スペイン1部リーグ)では開幕後6試合連続出場を果たしたものの、9月下旬頃からは筋肉系のトラブルに悩まされるようになり、欠場が続いている。 現地時間10月24日、スペイン紙『マルカ』は「ハムストリングの筋肉損傷が再発し、まだ数週間の回復期間が必要となった」と浅野の再負傷を報道。リーグ戦で8位と悪くない位置につけるマジョルカにおいて「唯一悪いニュースの主役となっている」と伝えた。 瞬間的な加速が最大の武器であるだけに、ここで無理をすれば慢性的な負傷状態に陥る危険性がある。移籍初年度で少しでも早く結果を残したいという気持ちもあるだろうが、浅野には怪我の回復に専念してもらいたいところだ。 『マルカ』は快足FWの復帰目途を「11月初め」と報じているが、現実的な復帰ラインは11月のインターナショナルウィーク明けあたりとなりそうだ。マジョルカのファンやクラブ関係者は、浅野の新天地初ゴールとセレブレーションの「ジャガーポーズ」を待ちわびている。