えぐい稼ぎ…。欧州日本人、高額年俸ランキング11~20位。1億円超えがズラリ! 2000年代生まれの若き逸材も
19位:町野修斗(まちの・しゅうと)
生年月日:1999年9月30日 所属クラブ:ホルシュタイン・キール(ドイツ) 推定年俸:42万ユーロ(約6700万円) 24/25リーグ戦成績:8試合4得点0アシスト 欧州日本人選手の最新年俸ランキングで19位にランクインしたのは、昇格組のホルシュタイン・キールでエースとして活躍する町野修斗だ。推定年俸は42万ユーロ(約6700万円)となっている。 2024/25シーズン、キールはクラブ史上初めてブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)を戦っている。昨季から同クラブでプレーしている町野は、現在ブンデスリーガで8試合4得点と爆発中。国内カップ戦のDFBポカールと併せると公式戦10戦5発と高確率でゴールを奪っており、キールの得点源として必要不可欠な存在だ。 もっとも、チームは最上位カテゴリーで苦戦を強いられている。リーグ戦9試合を終えて、成績は1勝2分6敗の17位。まだシーズン序盤ではあるものの、少しでも早く自動降格圏を抜け出したいところだ。 浮上を目指す上で、町野が担うタスクは決して少なくないだろう。ビッグクラブのように戦力が充実していないキールでは、質の高いパスが常時入ってくる状況にない。だからこそ、1試合の中で訪れる数少ないチャンスを確実に決めきる決定力の高さが求められる。 また、最前線でタメを作ったり、相手DFとの駆け引きで最終ラインにギャップを生み出したりと、ゴール以外の部分でもより貢献度を上げる必要がある。 いずれにしても、およそ2試合に1得点のペースでゴールを量産している現状は十分に評価されるべき。バルト海に面したドイツ北部の都市から、町野は日本のサッカーファンを喜ばせるような吉報を届け続けている。
18位:佐野海舟(さの・かいしゅう)
生年月日:2000年12月30日 所属クラブ:マインツ(ドイツ) 推定年俸:47万ユーロ(約7500万円) 24/25リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト 欧州日本人選手の最新年俸ランキングで18位になったのは、今夏に完全移籍で加入したマインツの絶対的主力に君臨している佐野海舟だ。推定年俸は47万ユーロ(約7500万円)となっている。 やはり、日本人選手にとってブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)は相性が非常に良いリーグのようだ。 今夏の新戦力組でありながら、佐野はマインツで最も替えがきかない存在の一人となっており、ボー・ヘンリクセン監督の確固たる信頼を勝ち取っている。2024/25シーズンはここまでリーグ戦全試合に先発出場。ダブルボランチの一角として攻守にわたって大きな貢献を果たしている。 現地メディアも佐野に対する賛辞を惜しまない。現地時間11月3日に行われたリーグ第9節のフライブルク戦(△ 0-0)後、ドイツ紙『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』は佐野に「2.5点」を付け(最高点は「1」で最低点が「6」)、「若き日本人選手のベストパフォーマンス」と高評価。 「相手ボールに対するプレーが強力で、注意深さ、積極的な走り、安定したパスワークを披露した。よくやった!」と、プレーぶりを絶賛した。 デュエル強度や圧倒的なボール奪取力を見せつける佐野の姿からは、もはや遠藤航の面影すら感じさせる。 さらに、ボールを回収した後に積極的に攻め上がってチームの攻撃にプラス1をもたらす能力では“偉大な先輩”の一歩先を行っており、今後どれほどの高みに到達するのか期待せずにはいられない。 1年後の最新年俸ランキングでは、他の欧州日本人選手をごぼう抜きしている可能性も高そうだ。