えぐい稼ぎ…。欧州日本人、高額年俸ランキング11~20位。1億円超えがズラリ! 2000年代生まれの若き逸材も
かつて、日本人選手の海外挑戦はそれ自体がある種のステータスとなっていた節もあった。だが、時代が移り変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価を得られず、「どれほどの活躍ができているか」が最も重視されるようになっている。そこで今回は、評価基準の一つとして、欧州日本人選手の最新年俸をランキング形式で紹介する。※推定年俸は『Capology』を、成績は『transfermarkt』を参照。欧州5大リーグ所属選手が対象
20位:福田師王(ふくだ・しおう)
生年月日:2004年4月8日 所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ドイツ) 推定年俸:14万ユーロ(約2200万円) 24/25リーグ戦成績:7試合3得点1アシスト 将来の日本サッカー界を背負って立つ存在として期待されている福田師王が、欧州日本人選手の最新年俸ランキングで20位にランクインした。推定年俸は14万ユーロ(約2200万円)となっている。 これまで、日本人選手が海外挑戦に踏み出す際には、まずJリーグのクラブで活躍することが必須条件とみなされてきた。だが、福田は神村学園高等部から2023年1月にレギオナルリーガ・ヴェスト(ドイツ4部リーグ)のボルシア・メンヒェングラートバッハⅡに加入。Jリーグを経由せずに海を渡った。 近年、日本サッカー界では「高卒→即海外」というルートがニューノーマルになりつつある。たとえば、福田より1学年上のチェイス・アンリも尚志高等学校を卒業した直後にシュトゥットガルトⅡへと加入し、レギオナルリーガ・ズュートヴェスト(ドイツ4部リーグ)で修業。 迎えた2024/25シーズン、20歳の長身DFはトップチームの戦力としてブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場し、飛躍のシーズンを過ごしている。 一方の福田は、今季のブンデスリーガ3試合でベンチ入りを果たしたものの、いまだ出場機会が巡って来ない。とはいえ、10月のインターナショナルウィーク中にはトップチームの一員として練習試合で結果を残し、現地メディアから「実力を証明した」と高評価を得た(現地時間10月11日にドイツ紙『ライニシェ・ポスト』が報道)。 福田はまだ20歳、成長するための時間はたっぷりと残されている。まずは、2024年1月に昇格したトップチームで少しでも多くの試合に出場し、点取り屋としてゴールという結果にこだわっていきたい。