【阪神】近本光司が単年3億7000万円で契約更改 来季中にも国内FA権取得「いろんな話を聞いていた」大山との会話も告白
阪神・近本光司外野手(30)が10日、兵庫・西宮市の球団事務所で5000万増の年俸3億7000万円で契約更改した。球団から4年以上とみられる長期契約を提示されたが「複数年のメリットより単年のメリットの方がいい」と単年を選択。「『これからも一緒にタイガースで』と言葉をいただいた。思いは理解した」と受け止めた上で、「1年で勝負」と決めた。 大山も昨オフに複数年契約を提示されたが、単年契約を選択。今オフに国内FA権を行使して巨人と争奪戦となり、最終的に残留した。近本も、来季中に国内FA権を取得する見通しで「来年、その立場になるかも。そういうことも踏まえて(大山に)いろんな話を聞いていた」と告白。同じ道を行くか、それとも…。今年と同様に、また波乱のオフになるかもしれない。 プロ6年目の今季は出場141試合で打率2割8分5厘、6本塁打、45打点。19盗塁で自身5度目の盗塁王を獲得し、ベストナインとゴールデン・グラブ賞にも輝いた。嶌村球団本部長は「おって(居て)もらいたい選手」と複数年を提示した理由を説明。藤川・阪神にも欠かせない12球団屈指のリードオフマンは「優勝できるように」と、まずは覇権奪回へ全力を注ぐ。(中野 雄太) ◆今年の大山 130試合出場で打率2割5分9厘、14本塁打、68打点。リーグ2位の得点圏打率3割5分4厘で打線をけん引した。オフには、4月に取得していた国内FA権を行使。巨人と阪神の一騎打ちの争奪戦となり、最終的に球団最長タイの5年契約、6000万円プラスの年俸3億4000万円プラス出来高払いで残留を決断した。
報知新聞社