現在共働きで2人の子どもがいます。子育てに専念するために仕事をやめようか悩んでいますが、夫の年収「400万円」だけでも生活できるでしょうか?
共働きから専業主婦になるメリットとデメリット
共働きをやめて専業主婦になる場合、メリットとデメリットは知っておきましょう。家庭によっては専業主婦ではなく、パート勤務でも働いて収入を得た方がいいケースもあります。 ■メリット まず、専業主婦になるメリットは、子どもとの時間を確保できるようになる点です。子どもを保育園に預けたり児童クラブで面倒を見てもらったりといったことも不要になるので、保育料の節約にもつながるでしょう。 また、働いていない分家事に集中しやすくなり、時間や体力面で多少余裕ができる可能性があります。仕事との掛け持ちによるオーバーワークを防げるでしょう。 ■デメリット 専業主婦になるデメリットは収入が減ることです。妻のもともとの収入にもよりますが、専業主婦になったあとも以前と同じような生活を送ることは難しいでしょう。必要に応じて節約しながら、子どもの教育費も貯金する必要があります。 また、夫が大きなけがや病気で仕事を一時的に休職すると、家庭の収入が大幅に減る可能性もあるでしょう。妻が仕事をやめる前に、万が一のときに対応できるような貯金はあるのかといった確認は必要です。 仕事をやめて子育てに専念する前に、生活に大きな影響が出ないのか、将来的に自分たちや子どもの生活費、教育費を捻出できるのかなどを夫とよく相談して決めましょう。
状況によってはパート勤務でも働いた方がいい可能性がある
令和5年時点で4人家族の平均支出は月に45万5306円です。年間の金額に換算すると約546万円になるため、世帯収入が400万円だけでは不足するかもしれません。 また、教育費も子ども2人なら幼稚園から高校までで合計1100万円以上かかる可能性があります。生活費や教育費に余裕を持ちたいなら、パート勤務も視野に入れておきましょう。 ただし、専業主婦になれば子どもとの時間を増やせたり、体力や時間面での余裕ができたりするメリットもあります。必要に応じて、夫と相談しながら決めることが大切です。 出典 総務省統計局 e-stat政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 年次 2023年 表番号3-1 文部科学省 令和3年度子供の学習費調査(18ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部