「ペーパーログ」ってナニ? 災害時にも役立つ紙燃料づくりに「佐賀よか」メンバーも思わず童心にかえる
災害時にライフラインが止まり、備えていたカセットコンロのガスが尽きてしまったら……。そんな時に役立つのが“紙で作る燃料”。男性7人が大自然の中で色々なことにチャレンジするYouTubeチャンネル『佐賀よかでしょう。』では、新聞紙を使った燃料「ペーパーログ」作りの様子を紹介しています。新聞紙で作るというとちょっと想像がつきませんが、一体どのような燃料なのでしょうか? 【写真】佐賀よかメンバーのペーパーログ作りをチェックする(全5枚)
災害時にも役立つエコな燃料
今回紹介するのは、「【費用0円】簡単に作れて災害時に役立つ燃料を紹介します!」と題された動画。“佐賀よか”メンバーのよーらいさんがペーパーログ作りの動画を見て、日常的に使うだけでなく災害時にも役立つものだと知ったそう。まずは新聞紙を細かくして水に浸すという工程に従い、他のメンバーと一緒に古新聞を小さくちぎっていきます。 和やかに雑談をしながらの作業ですが、新聞紙をある程度ちぎったところでメンバーのこだまさんに異変が。こだまさんは「濡れた紙が一番嫌」と明かし、見るからに顔をゆがめます。どうやら黒板を引っかく音と似た感覚になるらしく、なんと濡れた紙を想像するだけで鳥肌が立つそう……。
濡らした新聞紙を貼り付けていく
次は濡らした新聞紙をきりたんぽのようにパイプに貼り付けつつ、水分を絞る作業へ。よーらいさんによると大きすぎる紙片は貼り付けづらいということで、新聞はできるだけ細かくちぎる方が上手くいくようです。濡れ新聞を貼りつけたログの乾燥作業は本来天日干しで良いそうですが、今回は食品乾燥機を使うことになりました。 とはいえ、高温で急激に乾燥させると火事になるおそれもあるため、大事を取って低温でじっくり乾燥させます。数日後、しっかり固まったペーパーログが完成し、屋外にある囲炉裏で実際に着火してみることに……。
湿気でなかなか着火できない!?
できあがったペーパーログをバーナーであぶるもなかなか炎が立たず、「あれ? 俺が見た動画すぐ火ついてたぞ」と不思議がるよーらいさん。梅雨時期ということもあり、一度乾燥したペーパーログが湿気を帯びてしまったようです。ペーパーログ作りは雨の多い時期を避けた方がいいかもしれませんね。 苦戦しつつもうちわで風を送り続けて無事に着火すると、網の上に置いた小鍋から湯気が上がるほどの熱量に。災害時を想定して、紙コップでインスタントのコーンスープを作っていただきます。 熱々のお湯でスープを楽しむことができて、佐賀よかメンバーも満足した様子。動画のコメント欄には「いつでも使えるようにいっぱい作っておこう」「これからも災害時に役立つ情報どんどん発信してほしい!」といったコメントが多くみられました。災害対策意識の向上にもつながるので、家族で一緒にペーパーログ作りに挑戦してみては?
野中陽平