厚生年金の見込額が「月13万円」なら人より多い方ですか?今から増やす方法はあるのか
老後の生活設計を考えるとき、気になるのが年金がいくらもらえるかです。 年金は基本的に2ヵ月ごとの支給となり、次回の支給日は10月15日です。 ◆【一覧表】厚生年金受給権者の年金額をチェック。月額10万円未満の人も少なくない この日、元会社員だった人は厚生年金を受給できますが、受給額は厚生年金の加入期間や加入中の年収などによって大きく異なります。 本記事では、厚生年金の見込額13万円は人より多いのか少ないのかについて解説します。 年金額を増やす方法も紹介しますので、老後の生活設計を考えるときの参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
老齢厚生年金の平均受給額は14万3973円
厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金受給権者の平均受給額は14万3973円です。 各種データより、「厚生年金13万円」は人より多いのか少ないのかについて見ていきましょう。 ●厚生年金加入者は国民年金加入者より年金額が多い 自営業者など国民年金のみに加入していた人が受給できるのは、老齢基礎年金だけです。 一方、会社員など厚生年金に加入していた人は、老齢基礎年金に加え老齢厚生年金も受給できます。 前述の厚生労働省の調査によると、それぞれの受給権者の平均年金額は次の通りです。 ・厚生年金加入者:14万3973円 ・国民年金加入者(25年以上加入):5万6316円 厚生年金13万円の人は、国民年金加入者の2倍以上の年金額を受給することになります。 ただし、厚生年金加入者の平均額よりは少し少ない状況です。 ●厚生年金の金額は男女で大きく異なる 厚生年金加入者の平均年金額は、次の通り男性と女性で大きく異なります。年金額は65歳以上の受給権者の平均額です。 ・厚生年金加入の男性平均:16万7388円 ・厚生年金加入の女性平均:10万9165円 厚生年金13万円の男性は、平均より受給額がおよそ4万円少ない状況です。 女性ならば、平均より2万円以上高くなります。