故・星野仙一監督「世界一のグラウンド」…老朽化目立つナゴヤ球場の移転検討 時期や新たな場所は未定
中日ドラゴンズの2軍が使用している名古屋市中川区の「ナゴヤ球場」について、移転の検討が進められていることがわかりました。 【動画で見る】故・星野仙一監督「世界一のグラウンド」…老朽化目立つナゴヤ球場の移転検討 時期や新たな場所は未定
■ファンも驚き隠せず…ナゴヤ球場の移転検討
ドラゴンズファン: 「『えー!?』と思いましたね。驚きを隠せませんでした」 別のドラゴンズファン: 「伝統ある球場がなくなっちゃうのは…」 中日ドラゴンズのかつての本拠地で、現在は2軍が使用している名古屋市中川区の「ナゴヤ球場」について2025年1月6日、移転の動きが明らかになりました。
1988年のリーグ優勝に、ジャイアンツとの死闘「10・8決戦」。
戦後間もない1948年に「中日スタヂアム」として建設されてから、火災による建て替えも経て、たくさんのドラマの舞台となってきました。
元監督の故・星野仙一さん(1996年当時): 「さようなら、ナゴヤ球場。世界一のグラウンドだと思っております。またドームでお会いしましょう。ありがとう!」
■チームの聖地も70年経て目立つ老朽化
ドーム完成後の1997年から、ナゴヤ球場は2軍の本拠地として使われてきました。 7日の午前中は自主トレの選手の姿もなく静かでしたが、熱烈ドラ党の井戸田潤さんやサカナクションの山口一郎さんが個人で広告を出すなど、いまでもファン憧れの「聖地」です。
ナゴヤ球場周辺の店も、ペナントレースの熱狂や若手の成長を見守ってきました。 お好み焼き店: 「内野の応援団のたまり場で、すごかったんですよ。優勝となると鏡割りやったり、ここでビールかけをやっていました」 喫茶店: 「根尾ちゃんはここに来たことがあるんですよ。バットとかサインとか、そこにあるんですよ」
しかし、建設から70年あまり経つ球場は老朽化が目立ち、球団は新たな施設の建設など、移転の検討を進めていることを明らかにしました。時期や具体的な移転先は未定とされています。
■レジェンドが振り返るナゴヤ球場の思い出
ドラゴンズのレジェンド、山本昌さんと山崎武司さんが、ナゴヤ球場での思い出を振り返ってくれました。
山本昌さん: 「なくなっちゃうのっていう、率直な気持ちはあります。僕にとっては入団した当時の本拠地で」 83年に入団した山本昌さんが振り返ったのは、練習の日々とファンとの一体感です。