育児中の親が見つめる「令和の育児」。自分の子どもの頃と変わったと感じること
育児は、こう変わった。こんなケースも…
現代の育児に関して、こんな声もありました。 「小学生になっても、1人で習いごとに行かせず親が送迎している。大雨の日は、多くの親が学校まで送り迎えしている親が多い」(50歳・総務・人事・事務/子10歳) 「歯にとても気をつけるようになった。自分が子どものころは学校の歯科検診のみだったが、家庭でも定期的に検診に連れていったり、歯科矯正が一般的になったと思う」(52歳・主婦/子16歳) 「習いごとをさせるのが当たり前になっている」(44歳・総務・人事・事務/子8歳) 「多様性のあり方。“普通”はないし、多数派にならなくてもいい」(46歳・営業・販売/子15歳) 回答者は、個々の実体験や見聞を通じて、子どもの安全や健康に配慮し、特技を伸ばし、個性を尊重するような風潮を実感しているようです。 以上、親世代が実感している「令和の子育て」についてお届けしました。 1人の子どもが成長して、自分の子どもを持つまでの期間に、かつて正解とされていたことが“不正解”に傾いたり、過去にはなかったテクノロジーが生まれたりと、さまざまな変化が起こります。 変化のスピードが速いために、個々が信じる正解が細分化し、心理的に揺さぶられやすい環境にあるように思います。 いろんな年代、いろんな人の意見に触れ、信じていた正解がやがて変化していくことを胸に留めておくと、少しだけ心が軽くなるかもしれません。 【参考】 「令和5年度雇用均等基本調査」 – 厚生労働省 第7回全国家庭動向調査 - 国立社会保障・人口問題研究所
北川和子