シボレーのミッドシップスポーツカー「コルベット」&「コルベット Z06」が新たな次元に! 気になるアップデートの中身とは?
内外装をブラッシュアップした「コルベット」
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、アメリカを代表する高性能スポーツカーであるシボレー「コルベット」と、そのハイパフォーマンスモデルである「コルベット Z06(ズィー・オー・シックス)」の一部仕様を変更しました。 【画像】「えっ!…」よりスポーティ&おしゃれに! これが最新のシボレー「コルベット」と「コルベット Z06」です(30枚以上)
1953年に初代モデルがデビューしたシボレー「コルベット」は、いつの時代もゼネラルモーターズにおける革新と極限の頂点を体現してきたスポーツカーです。 8世代目となる現行モデルは、2019年7月にアメリカで発表。日本仕様は2020年1月の「東京オートサロン2020」で初公開され、2021年5月にデリバリーがスタートしました。 「コルベット」史上初となるミッドシップレイアウト、さらに日本には「コルベット」ブランド初の右ハンドル仕様を導入したことでも話題となった現行モデルは、502馬力を発生する6.2リッターV8エンジン“LT2”を搭載。 かつてない新次元のパフォーマンスと最上級の快適性が高評価を獲得し、「2020年北米カー・オブ・ザ・イヤー」や、「2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー」の「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」をダブル受賞しています。 2021年の上陸から間もなく4年を迎えるシボレー「コルベット」は、内外装をさらにアップデート。卓越した走行性能や洗練された彫刻的なフォルムを実現するとともに、日々のドライブにおける快適性を高める先進装備を充実させています。 「2LT クーペ」、「3LT クーペ」、「コンバーチブル」というラインナップは従来どおりですが、エクステリアのデザインおよびカラーを変更。 ボディカラーは、周囲の視線を惹きつける魅力的な新色“セブリングオレンジ ティントコート”を加えた全8色をラインナップしています。 さらにエクステリアでは、新デザインのリアスポイラーを採用。よりダイナミックなプロポーションがアグレッシブで先進的な個性を放ちます。 インテリアでは、「2LT クーペ」のステアリングホイールにあしらわれるエアバッグ部のカバーを、従来の樹脂製から「3LT クーペ」と同様の質感の高いステッチ入りレザータイプに変更。 また、「3LT クーペ」と「コンバーチブル」のインテリアカラーに“ナチュラル”と“アドレナリンレッド ディップド”の2色を追加し、全6色から選択可能となりました。 加えて、40km/hまでであればフロントエンドを約50mmリフトアップさせられる“フロントリフトハイトアジャスター”を「2LT クーペ」のオプションリストに追加。これにより、段差やスロープなどをストレスなく走行することが可能となりました(「3LT クーペ」、「コンバーチブル」には標準装備)。 ●カラーバリエーションを大幅に充実した「コルベット Z06」 一方、2023年5月に開催された「シボレーファンデー2023」で日本初公開となったハイパフォーマンスバージョンの「コルベット Z06」は、数々のレースで栄冠を手にしてきた「コルベット」がサーキットで学び得たデータを元に性能を磨き上げた高性能モデルです。 サーキット走行を前提としたパフォーマンスモデルとして設計・開発された「コルベット Z06」だけに、その心臓部は強力。自然吸気式の市販V8エンジンとしてはトップクラスに君臨する、最高回転数8600rpm、最高出力646馬力(475kW)を実現した5.5リッターV型8気筒DOHCエンジン“LT6”を搭載しています。 また、共通のシャシーや類似したエンジン構造&デザインを採用したレーシングバージョン「C8.R」から得た知見と経験を隅々まで生かしているのも見逃せないポイントで、高速走行時の安定性とコーナリング性能を向上させるとともに、優れた冷却性能とブレーキ性能を実現。サーキットでの圧倒的なパフォーマンスと優れた乗り心地を両立させています。 今回の仕様変更では、「コルベット Z06」の「3LZ クーペ」において、ボディカラーとインテリアカラーのバリエーションを拡充。 選択可能なボディカラーが3色から8色へと増えたほか、これまで1色のみだったインテリアカラーが「コルベット」の「3LT クーペ」、「コンバーチブル」と同様に6色から選べるようになるなど、カラーバリエーションを大幅に充実させています。 また、さらなるパフォーマンスアップを欲するオーナーに向けて、魅力的な3つのオプションの組み合わせを用意。 強力な制動力を発揮し、より軽量で耐フェード性にも優れるブレンボ製のパフォーマンス カーボンセラミックブレーキは、セラミックブレーキ専用のオレンジキャリパーが特別な1台であることをアピール。 「コルベット」史上最高のダウンフォースを生み出し、抜群のコーナリング性能を提供する“Z07 パフォーマンスパッケージ”や、バネ下重量のさらなる軽量化で「コルベット Z06」のポテンシャルを最大限に引き出す“ビジブルカーボンファイバーホイール”などと相まって、サーキット走行において最大限の性能を引き出します。 そんな「コルベット Z06」のエンジンルームには、鮮やかな“LT6 レッド エンジン インテーク”を標準装備。卓越したパフォーマンスを発揮する“LT6”エンジンの見た目を、圧倒的な存在感で彩ります。 そのほか「コルベット Z06」は、ルックスのアクセントとしてドアミラーカバーをカーボンフラッシュ メタリックに変更。よりスポーティなエクステリアに仕立てています。 * * * 内外装のスキンチェンジだけでなく、性能向上にも抜かりない新型「コルベット」と新型「コルベット Z06」。気になる価格(消費税込)は、「コルベット」の「2LTクーペ」が1420万円、「3LTクーペ」が1695万円、「コンバーチブル」が1845万円、「コルベット Z06」の「3LZクーペ」が2580万円となっています。
VAGUE編集部