九州・沖縄の10月の倒産、2か月連続増加84件…負債10億円以上はゼロで1億円未満が8割近く
帝国データバンク福岡支店が発表した九州・沖縄の10月の企業倒産(負債1000万円以上の法的整理)は、件数が前年同月比47・4%増の84件となり、2か月連続で増加した。サービス業などで小規模倒産が増えた。負債総額も34・2%増の67億円と、2か月連続で増加した。
負債10億円以上の倒産が6か月ぶりにゼロとなった一方、1億円未満の倒産が65件で全体の8割近くを占めた。同支店は「人手不足や海外景気の減速などマイナス材料が重なっており、今後も倒産の増加基調が続く」としている。
山口県の倒産件数は前年同月と同じ6件で、負債総額は8・5%増の10億円だった。