3つの感染症が同時流行「トリプルデミック」の恐れ マイコプラズマ・インフル・コロナ 予防策はやはり「マスク・手洗い・うがい」
■トリプル感染の恐れも
同時感染も怖いですけど、まず1つに感染して、体力が落ちて免疫力が低下し、また次のものにかかることもかんがえられるのか? 宮下修行医師:当然ながらこれはあります。この3つにかかることと、細菌がその後入ってくるわけです。逆に言うと、免疫が落ちてかかると細菌まで入ってきてしまうので、4つに感染してしまうということもありえます。インフルエンザもマイコプラズマもコロナも、家庭内で感染しやすい。小集団内で感染しやすいのが特徴です。 4つ目の細菌というのはどういうものなのか? 宮下修行医師:細菌は、喉が白苔、いわゆる白くなってしまっている。これは、弱ってしまった粘膜が剥げ落ちたようなところでは、くっつきやすくなってしまいます。例えば溶連菌などです。 宮下修行医師:(予防策は?)それはマスクと手洗いです。これを家族の中でも徹底する。そして換気。コロナの時に習いましたように、マスクはやっぱり有効です。 コロナが一番ひどかったときは、インフルエンザもわずかにしかなかった。みんなマスクをして用心していたからなのか。 宮下修行医師:その通りです。
■免疫力を上げるのも対策に
Q:換気の頻度は? 宮下修行医師:換気の目安は30分に5分です。 Q:うがいは意味がある? 宮下修行医師:その時ならば意味がありますけれども。例えば、咳をしました。マスクをしてません。その時に(うがいで)洗い流すというのは意味があります。 Q:よく食べ、よく寝るみたいなことも大事なのか? 宮下修行医師:これは当然免疫を上げるということですから、一番大切なのは睡眠をとるですとか。免疫力を上げるためには、栄養をとって、睡眠をとる。やっぱり絶対的な考えです。 Q:ある程度免疫力があると、ウイルスが少し入った場合でも、症状が出ないで、軽く済む場合もある? 宮下修行医師:はい。それはあります。免疫力を高めることは一つの手段にはなりますが、子どもさんが持っているウイルス量、菌量が大きければかかってしまいますね。
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