櫻坂４６の武元唯衣はドウデュース推し（カメラ・池内　雅彦）

　櫻坂４６の武元唯衣（２２）が、第６９回有馬記念・Ｇ１（２２日、中山）の予想に挑戦します。祖父が元ＪＲＡ調教師。幼い頃から競走馬の近くで育った、競馬をよく知るアイドルの本命は「絶対、ドウデュース［ハート］」。天皇賞・秋、ジャパンＣと連勝中で、秋古馬３冠制覇、連覇を懸けてラストランに臨むＧ１５勝馬を指名しました。 【データで見る】ドウデュースの血統、戦績 　競馬ファンの皆さん、こんにちは。櫻坂４６の武元唯衣です。私たちの公式ＹｏｕＴｕｂｅ「櫻坂チャンネル」で予想をしたことはありますが、それ以外ではスポーツ報知さんが初めてになります。 　今年の日経新春杯が初めての予想で、馬券歴１年くらいですが、実はおじいちゃんが元調教師なんです。親戚にも競馬関係者が多くて、小さい頃の遊び場は厩舎。馬は小さい頃から大好きです。おじいちゃんの馬が出る時に京都や阪神によく足を運んでいました。応援の立場で見てきましたが、予想をしてみると奥深さや当てる難しさを感じますね。ただ、マイルＣＳは最初から買いたいと思っていた３頭で決まって今年一番の的中！　すごくうれしかったです。 　最近は親戚に会えば質問攻め。おじいちゃんとは競馬新聞を広げて、どの馬がいいかチェックして勝負するんですけど、勝てたことがない。調教師の目はさすがだなと思いますが、どこを見ればいいのかとかは教えてくれないんです（笑）。ドバイ遠征に連れて行ってもらった時はパドックに入ったり、パーティーに参加したり。人生で一番すごい日だったな。いつかまた海外の競馬場に行ってみたいとずっと思っているんです。 　孫の私でも競馬の素晴らしさを実感する機会がたくさんあるので、馬主さんや、毎日世話をされてる方や牧場の方の思いは、とてつもないものだと思う。一頭一頭、性格が違えば調教の方法も違うし、色んなエピソードやドラマがあるんですよね。今後はホースマンの思いや、若い女性や子供連れにも楽しめるんだよってことも伝えていきたい。 　競馬とアイドルの推し活ってデビューから卒業まで見ることが一緒だと思うんですよ。どちらも知っている私だからこそ伝えられることがあると思う。アイドルファンの皆様にも興味を持っていただくきっかけになればいいな。 　さて有馬記念。ラストランで勝ってほしいという願望はありますが、ドウデュース１強のレースなんじゃないかな。天皇賞・秋、ジャパンＣの東京の走りを見ると、中山なんかもっといいじゃん！って。直線も短くなりますし、まくれる可能性がもっと高くなる。絶対ドウデュースだろうと思っています。 　もし勝てる可能性があるとしたら、アーバンシックだけなのかな。セントライト記念も余裕そうに見えましたし、ドウデュースがドバイや宝塚記念の時のように進路が塞がったりした場合に勝ち切れるとしたらこの馬ですね。もう１頭絡むとしたら、ジャスティンパレス。いつ来てもおかしくないレースが続いていますし、それを今年の最後に晴らしてほしい。 　あと個人的に応援したいのは３頭。実はベラジオオペラの大阪杯は現地で見ていました。勝つ瞬間を目の前で見て、宝塚記念はあの馬場でも惜しい競馬。天皇賞・秋でも本命にしたんです。ずっと惜しいなという印象で、また強さを見せてほしい。日経新春杯で初めて馬券が当たった感覚を教えてくれたブローザホーンは、ずっと推しです。雨が降ったら宝塚記念（１着）の強さがドーンと発揮される予感。３歳もよく来ていますよね。レガレイラは斤量的にも魅力で、戸崎騎手に乗り替わって楽しみな馬です。 　色んなことがある世の中ですけど、ドウデュースが勝ったら日本全国が盛り上がるし、みんなが元気になると思う。そんな力を持った馬は、なかなかいない。獲得賞金１位もかかっているし、色んな歴史を塗り替える馬として勝ってほしいです！ 　◆今秋のマイルＣＳ　１１月１７日に京都競馬場で行われた芝１６００メートルのＧ１は、４番人気のソウルラッシュがＧ１初制覇。２着に７番人気のエルトンバローズ、３着に１０番人気のウインマーベルが続き、１番人気のブレイディヴェーグは４着。３連単１２万８４５０円の波乱決着だった。 　◆武元　唯衣（たけもと・ゆい）　２００２年３月２３日、滋賀県生まれ。２２歳。櫻坂４６のメンバー。愛称は「ちゅけもん」「ちゅけ」。野球は巨人ファン。好きな馬はカフジテイクやワグネリアンで、エピファネイア産駒に注目している。レース映像とデータを重視するが、パドックで筋肉や踏み込みを確認して、じっくり検討するスタイル。