忘年会幹事たちの“秘策” 「社長自ら幹事」「家族同伴OK」あの手この手で出席しやすく 予約状況はコロナ前まで回復でも…今年は“プライベート志向”“少人数”な忘年会が人気
2024年も残りわずかとなりました。各地では“年末ならでは”のイベントが行われていますが、年末といえばなんといっても忘年会! しかし、今年は忘年会にちょっとした“異変”が起きているようです。
“職場じゃない”忘年会が増加中!?
今年も忘年会シーズンがやってきました。名古屋市中区にある飲食店「道南農林水産部 新栄店」では、たっぷりの海の幸とビールを楽しむ人たちの姿がありました。 忘年会の予約状況はどうなのでしょうか…。 道南農林水産部新栄店 岩瀬大助店長: 「100席は優に超えてくるぐらいの予約は入ってきています。(コロナ前と)変わりはなく、戻ってきているなという印象を受けます」 今週の予約表を見せてもらうと、すでにびっしり埋まっていました。
忘年会のにぎわいは戻ってきましたが、店はある変化を感じていました。 道南農林水産部新栄店 岩瀬大助店長: 「仲間内での宴会は増えたかもしれない。私服の方が多いイメージ」 職場でそろって参加という従来のスタイルから変わってきているというのです。 実際に、お客さんや街ゆく人たちに話を聞いてみると、「プライベート(の集まり)の方が楽しいは楽しいよね」「やっぱり上とか下に気を遣ってやってると疲れちゃうなと思うので」「一応仲間内とかではやる予定があるんですけど、会社では今回ないみたいで」という声が多く聞かれ、“職場で”“大人数で”“まとまって”という忘年会は減っているようです。
それを裏付けるようなデータもありました。予約管理システムの開発などを手がける「トレタ」の調査によると、コロナ前の2019年12月は10人以上の団体客の予約が多かったのに対し、今年は少人数での予約がぐっと増え、10人以上の予約は減少。忘年会が“少人数化”していることがわかります。 コロナの影響でリモートワークが浸透したことや、オンラインツールの活用が広がったことが、少人数化の背景として考えられるということです。
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