伊那谷文化芸術祭が開幕 59団体が多様なステージ発表【長野県飯田市】
第38回伊那谷文化芸術祭(飯田文化協会・飯田文化会館主催)が3日、長野県飯田市高羽町の飯田文化会館と飯田人形劇場で開幕した。飯田下伊那地域の59団体、約1000人が出演。24日までの4日間、合唱や吹奏楽、ダンス、演劇など多様な芸術舞台の発表がある。 初日は、器楽と邦楽、合唱、吹奏楽、人形劇の15団体が出演。日頃の成果を発揮したステージに、会場からは盛んな拍手が送られていた。 飯田文化協会の清水正則会長は「コロナ禍で一時は出演団体も減ったが、約1000人の出演がある。この文化祭をきっかけに伊那谷の芸術や文化が盛り上がっていけば」と話していた。 1963年から続いた「市民音楽祭」を母体に、87年から行っている。11月に4日間の日程で開き、飯田下伊那地域で活動する舞台芸術団体や園児や児童生徒らが、ジャンルや世代を超えて集う。 練習の成果を発表することで団体相互の交流を図り、舞台芸術のさらなる発展と地域の文化レベルの向上を目指している。 今後の開催日は10、17、24日。プログラムの詳細は市ホームページで公開している。