宝塚花組新トップコンビ「きらめき届けたい」永久輝せあ&星空美咲、初日前の一問一答
宝塚歌劇団花組の新トップスターの永久輝(とわき)せあ、トップ娘役の星空美咲が6日、東京宝塚劇場(東京都千代田区)でのお披露目公演「エンジェリックライ」とレビュー「Jubilee(ジュビリー)」初日を前に記者会見した。永久輝は作品について「花組生みんなのきらめきを、すごく実感する」と終始、笑顔を見せた。一問一答は以下の通り。 ――今の花組の魅力を感じる場面は 永久輝「ショー中詰め(中盤のクライマックス)で、皆さまのいらっしゃる客席に降りるシーンがあるんですけれども、(兵庫・宝塚の)大劇場公演を経て、花組生みんなのきらめきをすごく実感し、花組メンバーとともにお客さまに届けられることが幸せだな、と毎日、思っていました。その中詰め『リズムの洪水』という場面でしょうか」 星空「私はお芝居プロローグ、天使の皆さんの場面。上級生の方も下級生も、誰もがそれぞれの役作りを大劇場公演を経て、より緻密に積み重ねていって、でも果敢にいろいろなことにチャレンジしている姿が、今の前向きで明るい花組らしさの象徴なのではないかな、と思いながら毎日、袖から拝見しております」 ■「羽根の重み、責任持って」 ――(トップスターの象徴である)羽根を背負ったときの気持ちは 永久輝「宝塚大劇場の舞台稽古で、初めて背負ったとき、歴代(トップ)の方々が『とても重みがある』とおっしゃっていたので、覚悟していたつもりでしたが、それをはるかに超える重みというものを、すごくずっしりと感じました。これを感じながら、毎日パレードで最後、この重みを背負ってお届けするっていうことが、どれだけ大切な、大変なことか思い知りましたし、それがあるから余計に、責任を持って、誰よりも舞台に、真摯に努める必要があるんだな、ということも自覚したという感じでした」 ――どんなトップコンビをめざしたいか 永久輝(星空と笑顔を交わしながら)「明るく朗らかに」 星空「はい」