宝塚花組新トップコンビ「きらめき届けたい」永久輝せあ&星空美咲、初日前の一問一答
永久輝「花組は皆さん、本当に明るい方ばかりなので、その明るさや自由さを潰すことなく、よりその幅を広げてあげられるよう、先頭を切って走っていきたいなと思っておりますが、(星空に向かって)どうですか?」
星空「永久輝さんが、この花組でご自身の仕事に集中できる環境を、私が先陣きって作っていけるよう、しっかりとお支えできる自分であるよう頑張ります」
――(「エンジェリックライ」の作者)谷貴矢作品の魅力は
永久輝「私は過去に谷先生の作品に2作品、出演していますが、これまでの役柄は、作品のリアルな部分を担う役だったってこともあって今回は、天使というフィクションの部分を担当しているので最初、少し戸惑いもありました。
フィクションが混ざることによって、より現実的なものや人間らしさが強調され、お客さまの胸に届くところが一番の魅力かなと思っております」
星空「たくさんありますけれども、まず言葉が普段は使わないような〝荒唐無稽〟〝酒池肉林〟など、先生ご自身がすごく、こだわりを持っていらっしゃる。役柄的には親子の愛、温かさを感じるような作品だと思うので、それをお届けできるように精いっぱい、がんばりたいと思います」
■「みんなキラキラ、花組らしいショー」
――ショーの魅力は
永久輝「私、この『ジュビリー』という作品の、全部の場面がすごく好きなんです。初めてお稽古場で通しをしたとき、本当に花組らしいレビューだな、という印象を受けました。みんながキラキラと咲き誇っている、色とりどり、いろいろな形の、いろいろなお花たちが咲いている。この花組を、象徴するかのような作品ですので、全部好きですね。
この作品で、今の花組がどれだけすてきかとお伝えできるレビューだなと、本当に毎日、幸せを感じながら舞台に立っております。
星空「私も全部好きなんですけれども、中でも中詰め、お客さまと客席降りで直接、交流させていただけるっていうこともあって、とても大好きです。東京(公演)で劇場の形も変わって、どんな風にお客さまと交流できるのかもすごく楽しみです」