レース中に気分が悪くなったら…、走行中に落とし物を…「富士ヒル」参加に向け野島裕史&井上和彦が最終確認
◆もしもライド中に気分が悪くなったら…
野島:万全の体制で大会に挑んだとして、もしレース中に気分や具合が悪くなってしまったらどうしたらいいですか? 山本:どうしてもペダルが回せなくなったり、止まらないといけなくなった場合、「富士ヒル」は路肩の空いているところでひと休みすることが可能です。 野島:ちゃんと路肩、左に寄せれば休んでいいんですね。 山本:コースの途中、その場で止まってしまうと、走っている方がたくさんいるので危険です。ゆっくり路肩に寄っていただいて、空いているスペースを見つけて足を(地面に)つけることは全く問題ありませんので、そこで息を整えて再スタートしていただければと思います。 野島:和彦さんも足がつりそうになったら路肩に停めて、一度マッサージをしたりするのもありですよ。 山本:もし足がつりそうになったら、つる前に休んだほうがいいです。つってしまうとその後が大変なので。 井上:はやる気持ちを抑えて、止まることが大事なんですね。 野島:愛車の管理・調整も重要だと思いますが、前日・当日におこなうべきメンテナンスはありますでしょうか? 山本:基本的に準備が整っていることが前提で、あとはタイヤの空気圧ですかね。これはしっかりチェックしていただきたいです。標高差で空気圧はだいぶ変わります。タイヤは膨張しますので。 井上:(空気を)入れすぎてはダメなんですね。 山本:(タイヤは)空気を入れると軽く回りますが、(入れすぎると山の)上で時々パンクしてしまうことがあります。 野島:最大値より8割程度がいいですかね? 山本:そうですね。少なすぎても危ないので、しっかり空気圧はチェックしていただいて、適正気圧で走っていただくことが安全をキープするうえでもいいかなと思います。 野島:あとはパンク修理キットも持参すべきですか? 山本:(パンクが)心配な方は持参していただけると(パンク時の)タイムロスもないですし、フィニッシュや下山するときも非常に有効ですね。