女性の性機能は ″経験するほど磨かれる″! PMSや更年期の悩みもオーガズムを味方にして
セックスにもセルフプレジャーにも興味がないなら、それでいい。でも、もっと前向きにセックスを楽しみたい、と思うなら、ぜひこの機会に「性感度を高めるノウハウ」を深堀りしてみよう。 月経カップ・吸水ショーツなど、生理が快適になるおすすめ「フェムテック」 腟トレや女性性機能障がい治療のエキスパートでもある女性医療専門医の関口由紀先生によると「女性はリラックスできる相手とセックスする方が性感帯も刺激されやすく、オーガズムに達する頻度も高くなる」という。 「逆に言えば、ワンナイトラブでオーガズムに達するのは難しいでしょう。女性の快感ポイントはクリトリス、腟口から1、2cm入った尿道に近い前壁のGスポット、腟の一番奥の子宮の裏側にあるポルチオ性感の3つ。オーガズムに達する7~8割がクリトリス刺激で、挿入でイケるのは4~5割程度です。自分はどこが感じやすいのかわからないなら、マスターベーションで探ってみるのも有効な方法。マスターベーションは、オーガズム障がいや萎縮性腟炎の治療としても効果が認められています」
性感度は、経験を重ねるほど成熟
セックスだけでなく、セルフプレジャーでも得られるオーガズム。実はオーガズムに達すると、こんなメリットがあるという。 「オーガズムを感じている時は、骨盤底筋が刺激され腟が収縮。無意識な腟トレになっている、というわけです。さらにオーガズムを得られると、脳からオキシトシンやβエンドルフィンなどの快楽物質が分泌。痛みやストレスをリリースできるので、PMSや更年期など不調の緩和にも役立ちます」 夜のセックスやマスターベーションで多幸感を手に入れて眠りにつけば、熟睡度も上がりそう。そして性感度は、経験を重ねるほど成熟していくという。 「経験や年齢を重ねるほど、快感するポイントが分かりやすくなりますし、知識、技術、そして能力を身につければ性感帯も発達します。だから、クリトリス、Gスポット、ポルチオ性感の3つのポイントでオーガズムを得られるのは、経験豊富な年齢が高めの人に多い」 女性の性機能は経験するほど磨かれる、というのはうれしい情報。でもセックスでしっかり快感を得るためには、どこをどうして欲しい、とパートナーに具体的に伝えることも不可欠だ。