エアコンの「ドライ」と「冷房」って何が違うの? それぞれの仕組みや電気代、使い分けについて解説
ドライと冷房の使い分け方
弱冷房除湿方式のドライは、冷房と同じ原理ですし、電気代がかからないのならずっとドライでよいのではないかと思う人もいるでしょう。ドライと冷房はどのように使い分ければよいのでしょうか。 冷房とドライは、部屋の温度を下げたいときに冷房、湿度を下げたいときにドライと使い分けるのがおすすめです。なぜなら、冷房は設定された温度に下がるまで運転を続けますが、ドライは温度ではなく設定された湿度になるまで運転を続けるからです。 そのため、温度を下げたいのにドライを使うと、思うように温度が下がらないということもあるからです。また、湿度を下げたいときに冷房を使うと、湿度が思ったより下がらなかったり、逆に下がりすぎたりする可能性があります。
まとめ
冷房もドライも、部屋の空気を冷やす点では同じです。しかし、冷房は設定温度にしたがって運転をするのに対して、ドライは設定湿度で運転しています。そのため、温度を下げたいときは冷房、湿度を下げたいときはドライにするとよいでしょう。 また、ドライには冷やした空気をそのまま放出する弱冷房除湿と、一度温め直して放出する再熱除湿があります。ドライで部屋が冷えすぎて困るという人は再熱除湿機能があるエアコンを選ぶとよいでしょう。 出典 東京電力ホールディングス株式会社 『エアコンの「冷房」と「除湿」の上手な使い方』について 執筆者:山根厚介 2級ファイナンシャルプランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部