家計の食費値上がりは1月あたり5000円以上が5割超、新たに始めたのは「余計なモノを買わない」「安い商品を購入する」
オイシックス・ラ・大地が実施した2024年の物価高を振り返る調査の結果によると、生活防衛策として半数近くが「余計なものを買わない」「より安いものを買う」と回答した。調査は全国の20歳代~50歳代の男女1101人にインターネットで実施した。
2024年の家計支出で、値上がりを感じて困ったものを複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「食料品費」で81%。「光熱費」の51%、「日用品費」が47%で続いた。具体的な食品名を聞くと、「野菜」が79%、「お米」が70%、「卵」が60%、「肉・魚類」が54%だった。
2023年と比較して、2024年の1か月あたりの食費(外食費を除く)がどの程度値上がりしたか聞いたところ、最も多かったのが「1万5000円以上」で16%。5000円以上値上がりしたと回答した割合は55%に達した。なかでも9000円以上値上がりしたとの回答は40%となっている。
食品の価格高騰をきっかけに、日常生活で新たに取り組み始めたことを複数回答で聞いてみると、「余計なものを買わないように心掛ける」が52%で最多。「より安い商品を購入する」が42%、「値引き品を購入する」が37%など、支出を抑制する動きが強くなっている。
□ 調査概要 ・調査時期:2024年12月11日~16日(インターネット調査) ・調査属性:日本全国の20代~50代の男女、1101人