ド軍GM 佐々木へのアピール材料は実績と環境「スーパースター達をサポートするための基盤が整っている」
ドジャースのブランドン・ゴームズ、ゼネラルマネジャー(GM=40)が大リーグのウインターミーティング3日目となった11日(日本時間12日)、ロッテからポスティングシステムでメジャー挑戦する佐々木朗希投手(23)への「アピール材料」について言及した。 米国時間の前日午前8時に佐々木との交渉が解禁された。期間は東部時間の来年1月23日午後5時(同24日午前7時)まで。今後、必要とされることを問われたGMは「大勢のスタッフがいるので、それぞれに役割を分担して取り組み、同時に異なる会話を進めることができる。そして、それを一度集約し、また分担して進めることができる。十分な体制は整っているので、それが他の事柄に時間を割くのを妨げることはないと思う」とチーム一丸で交渉に臨むことを明言した。 強調材料は実績と環境だ。豊富な戦力を背景に、毎年のようにプレーオフに進出。大谷、山本と頼りになる日本人の先輩たちが主力として活躍し、ベッツ、フリーマンなどスーパースターの存在を身近に感じることもできる。「ワールドシリーズでの優勝を経て、日本のスーパースター達をサポートするための基盤が整っていること、私たちの文化、そしてどんな選手からも最高の力を引き出そうとするコーチングスタッフの存在が大きいと思う」と組織力に胸を張る。 そのうえで「スーパースターとしてチームに加わった選手であっても、指導や教育を受けることをいとわない環境だ。こうした点が魅力的に映ることを願っているが、実際に何が魅力的で、何がそうでないかについては、このプロセスの中で分かってくるだろう」と最大限にアピールした。 これまで本命視されてきたドジャースは前日11日(同10日)に佐々木争奪戦への参戦を正式表明。アンドルー・フリードマン編成本部長は「ずっと追いかけてきた選手。我々の最優先事項だ。多くのリスペクトをしてきた」と話し、すでに完成したプレゼン資料を送付する準備が整っていることを明かしていた。