日経平均、朝方下落も「対中半導体規制」の報道を受けて急反発…214.09円高の38,349.06円で取引終了【11月28日の国内株式市場概況】
2024年11月28日(木)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。 【画像】「30年間、毎月1ドルずつ」積み立て投資をすると…
11月28日の日経平均株価は、前日の米株安の流れを引き継ぎ寄り付き下落して始まりましたが、米政府の対中半導体規制が「想定より厳しい内容にはならない」という趣旨の報道が出ると、指数は急反発。その後は東京エレクトロン〈8035〉やTDK〈6762〉、ソフトバンクグループ〈9984〉などの値がさ株が指数を押し上げ、日経平均株価は前日比214.09円高の38,349.06円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが167銘柄、値下がりが55銘柄、変わらずが3銘柄。 日経平均株価の寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、TDK〈6762〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、KDDI〈9433〉、任天堂〈7974〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、ファーストリテイリング〈9983〉、ファナック〈6954〉、NTTデータ〈9613〉、ニトリ〈9843〉となりました。 また、東証プライム市場の売買高は16億8,900万株、売買代金は4兆1,774.36億円となり、前日と比べて減少。 業種別では、その他製品、水産・農林業、食料品、鉱業、その他金融業などが上昇し、下落した業種はありませんでした。 東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がT&Dホールディングス〈8795〉で+320.5円(+12.80%)の2,824円、2位がKOKUSAI ELECTRIC〈6525〉で+277円(+12.64%)の2,468円、3位が東京エレクトロン〈8035〉で+1,500円(+6.74%)の23,740円となりました。 一方、値下がり下位は、1位がヒューリック〈3003〉で-77円(-5.41%)の1,345.5円、2位がFPパートナー〈7388〉で-155円(-5.08%)の2,895円、3位がリコー〈7752〉で-89円(-5.08%)の1,663円で取引を終えました。 なお、年初来高値を更新したのは13銘柄、年初来安値を更新したのは31銘柄でした。
THE GOLD ONLINE編集部