「私が見てほしいのは…」グラビアアイドルでプロレスラー・勇気みなみが語る決意「可愛いと思われればいい」から変わったプロ意識《特別グラビア》
「リングではグラビアアイドルじゃなくてプロレスラー」
同じアイドルグループの咲村良子、咲村と同じ事務所のグラドル・橘渚も一緒に入門した。リングネームを「勇気みなみ」に変えた理由の一つは、マリーゴールドの選手に「南小桃」がいて“南かぶり”を避けるため。 「でもそれだけじゃなくて。グラビア、アイドルをやっている南ゆうきとプロレスラーの勇気みなみをはっきり分けたかったんです。 アイスリボンではグラビア要素たっぷりのコスチュームでリングに上がっていて、それも間違いではなかったと思うんですけど。ただリングでの私はグラビアアイドルじゃなくてプロレスラーなので」 芸能界からのプロレス挑戦が増えても「アイドルに何ができる」といった風当たりがなくなるわけではない。勇気も直接「プロレスできんの?」と言われたことがあるそうだ。 ましてマリーゴールドはチャンピオンのSareeeを筆頭に試合の激しさ、熱量の高さが持ち味になっている。団体によってプロレスへのスタンスが違うことも知った。 「アイスリボンでは“この動きができないなら、こういうやり方もあるよ”と教えてくれました。ごまかすということではないんですけど“これもプロの見せ方だよ”って。 マリーゴールドは逆なんです。“この動き、この技ができないようではリングには上がれないよ”と」
「ダサいって言う人もいるんですけど(笑)」
セーラームーン風から一転して、マリーゴールドでは黒ベースのシンプルなコスチューム。ただデザインを考案したのは、アイドルグループのプロデューサーだそうだ。ヒザ下(スネ)を出すスタイルはマサ斎藤を思わせる。 「ダサいって言う人もいるんですけど(笑)、プロデューサーとしては“今どき誰もやってないからいいんじゃないか”って」 8月19日の再デビュー戦はシングルマッチ。南小桃との「みなみ対決」に勝利した。ただそれ以降の勝ち星は少ない。再デビュー当時に目標を聞くと「(マリーゴールド)2勝目です」と答えていたし、2勝目をあげると「次の目標は3勝目」。 まだ大きな夢を口にする余裕がないのだろう。マリーゴールドには南小桃、瀬戸レア、山田奈保とキャリアの近い選手が多い。毎回のように対戦しながら、彼女たちは“若手集団”から抜け出す機会を狙っている。 大晦日には“古巣”アイスリボンに参戦することになった。映画企画からデビューした選手のその後はそれぞれ。アイスリボンを離れる選手もいるし、プロレスをやめる者も。そんな中で、オリジナルのメンバーが最後に集まる機会が設けられた。 「メンバーの呼びかけで自分も試合に呼んでもらって、凄く嬉しいです。最後にまた会えるんだって。だけど今の自分の感覚としては、仲間に会いに行くというだけではないですね。むしろ1人で乗り込んでいく感じ」
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