愛知県知事選「ええ人あったら候補立てたい」 名古屋・河村市長が定例会見
名古屋市の河村たかし市長は26日、市役所で定例記者会見に臨んだ。愛知県の大村秀章知事が4選出馬を表明した県知事選について、「ええ人があったら候補立てたい」と、自らが率いる地域政党「減税日本」として立候補者擁立を探る考えを示した。かつて「盟友」とされていた大村知事については「手段もいかんし、(企画展示が物議を醸した2019年のあいち)トリエンナーレのことも(旧)統一教会問題もちゃんと説明せなあかんですよ」と、その政治姿勢などをあらためて批判した。 【動画】名古屋・河村たかし市長が定例会見(2022年9月26日)
県内の首長が大村知事に出馬要請した動きに強く反発
知事選は来年2月の任期満了に伴い実施される予定。大村知事は、この日開かれた県議会定例会の代表質問で正式に立候補の意向を表明した。 これを受けて対抗意識をあらわにした河村市長だが、現時点で意中の候補者がいるかどうかについては「それ言ってまったら身もふたもない。そう簡単にはいかんですわ」と言葉を濁した。 また、県内の各首長でつくる市長協議会や町村長協議会が大村知事に出馬を要請した動きに対しては「市町村長の地位を利用して(特定の候補者を)応援しようということで、公選法違反の可能性がないとは言えない」などと指摘した。市長協議会には河村市長も加入しているが、大村知事への出馬要請には一人で反対したという。
安倍元首相の国葬に合わせ市施設で「弔旗、半旗掲揚」
27日に東京で行われる安倍晋三元首相の国葬に合わせて、市役所や区役所の庁舎、その他の市施設で「弔旗、半旗掲揚を実施する予定」だと表明した。中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬での対応を参考に決定したという。 公立の学校では掲揚をしないが、市科学館など教育委員会管轄の施設では行う予定。黙祷などは「個人の判断」に任せるという。 河村市長は国葬に公務として出席するとした上で「税金で行って参りますけど、グリーン車では行きません」と述べた。 (関口威人/nameken)