さいたまの献血イベントに浦和レッズ選手が初参加 協力呼びかけ
埼玉県赤十字血液センターが11月23日、イオンモール与野(さいたま市中央区本町西5)で「REDS献血キャンペーン2024秋」の献血啓発イベントを行い、浦和レッドダイヤモンズ選手が参加し、ファンと地域住民約500人が来場した。(浦和経済新聞) 【写真】「いこうぜ!献血」のポーズをとる前田選手とポスターを持つ長沼選手 同施設と同クラブは以前より協力関係にあり、イベントなどを行うことはあったが、選手を招いてのイベントは今回が初めて。イベントを担当した同施設の小泉陽平さんは「同クラブに呼びかけ、イベントの趣旨を理解してもらい、力添えをしてもらった」と話す。 イベントでは、元日本代表・浦和レッドダイヤモンズOBの永井雄一郎さんとNACK5パーソナリティー・保井ひろゆきさんがMCを務めた。第1部は献血クイズとキックターゲット、輪投げを行った。献血クイズで「日本国内で一番多い血液型はB型か」(正解はA型で×)や「埼玉県で1日300人の献血が必要か」(正解は700人で×)など、献血にまつわる内容を出題。参加者は手で〇×を作って回答した。全問正解者には記念品を進呈した。 第2部は、前田直輝選手と長沼洋一選手によるトークショーとサイン入りグッズが当たる抽選会を行った。当初、前田選手のほか、渡邊凌磨選手、大久保智明選手が参加予定だったが、渡邊選手が体調不良、大久保選手が負傷のため、急きょ長沼選手がピンチヒッターとして参加した。サッカーを始めたきっかけや仲が良い選手、高校時代の練習方法などの質問にも答え、「注射の時、針を刺すところを見るか見ないか」という話題では、長沼選手は「見る派」、前田選手は「見ない派」と答え、来場者にもどちらのタイプか挙手を求めるなどして、会場を盛り上げた。 前田選手はイベントに参加して「『40分(血を抜くところから休憩まで)で多くの命が救えること』を今回学んだ。個人的なことになるが、子どもが2人いることもあり、子どもたちの未来のためにも発信力のあるうちに何かできれば」と献血との関わり方について話した。「これから献血に挑戦してみたいと思った」とも。長沼選手は「こうしたイベントを通して、多くの方に献血について知ってもらえて良かった。イベントをより多くの場所で行い、献血が広まって多くの命が助けられれば」と話した。 25年来の同クラブファンで、家族5人でイベントに参加したさいたま市在住の小川潤さんは「海外から帰国したばかりで今日は献血することができなかったが、またの機会に献血に協力できればと思った」と話す。小泉さんは「このイベントをきっかけに、『献血をしてみようか』と思った方が、さらに一人でも増えたらうれしい。『いこうぜ! 献血』」と協力を呼びかけた。この日は87人が献血に協力したという。
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