久留里線一部廃止へ 沿線住民から反対の声も 「鉄道が使い勝手がいいように」
JR東日本が、赤字が続く久留里線の一部区間の運転を取りやめる方針を発表したことについて、沿線住民からは反対の声も聞かれます。 JR東日本千葉支社は11月27日、久留里線の久留里―上総亀山駅間を廃止し、定時定路線型のバス交通に移行する方針を示しました。 これについて、「久留里線と地域を守る会」の三浦久吉代表は12月2日、次のように述べました。 久留里線と地域を守る会 三浦久吉 代表 「たしかに住民は減っている。JRはこれだけ自然が豊かなところに観光客を呼ぶ手立てをもっと強めていけば、住民は減ったとしても列車の乗客数はおそらくもっと増えると予想している。JRがその点を努力してもらえれば、廃線は考えなくても維持できると思う。列車に接続するバスを運行の提案はしている。廃線ではなく鉄道が使い勝手がいいように考えてほしいと提案している、現実的に」 また、上総亀山駅前で約60年にわたり食料品店を営む男性は…。 上総亀山駅前で食料品店を営む男性は― 「自然ある鉄道を廃止するというのは納得いかない。いすみ鉄道とか小湊鉄道もなんとかやっているから、JRも頑張って自然豊かなところだから存続してもらいたい」 JR千葉支社は今後、地元・君津市と具体案を協議するとしています。
チバテレ(千葉テレビ放送)