韓国の若者世代で「アキバ系」が大ブーム 越境カワイイウオッチャー「萌妹子」が渾身レポート
2023年7月にリリースされたNewJeansの2nd EP「Get Up」では韓国のイラストレーター・miigoさんが起用され、メンバーをアニメ風に描いたアートワークが登場。イラストを用いたグッズなども発売後即売り切れとなるなど大きな話題となりました。
また、今年3月にはTANAKAがYouTuber・NEEDMORECASHとASMRZというユニット名でリリースした楽曲「잘자요 아가씨(おやすみなさい)」を公開し国内外で話題となりました。
NEEDMORECASHは今年の2月頃から日本語で日本のアニメに出てくる執事を模したショート動画を投稿しており、MVだけでも990万回再生されています。(2024年6月現在)「やれやれお嬢様」と日本語で台詞が入るのが印象的な楽曲をK-POPアイドルのATEEZやTHE BOYZ、NCT WISHがTikTokで投稿し、一躍ネットミームとなりました。「잘자요 아가씨(おやすみなさい)」のMV撮影は執事喫茶・Lucifelで行われています。
K-POPにも「アキバ系」の影響はあり、NCT127のテヨンのMV「TAP」には秋葉原のメイドカフェ・あっとほ~むかふぇがロケ地として登場し、オムライスに文字が書かれたものが登場しています。
「アスキーアート」もキテる
また、アスキーアート風のデザインも人気を集めており、K-POPなどのアートワークで使用されています。また、私たちが運営するブランド・menmeizでもそうしたトレンドを反映し、アスキーアートやアキバ風のクリエイティブを発信しており、今年4月カメラアプリ・EPIKに提供したスタンプでは、配信後世界3位を獲得。オーガニックでK-POPアイドルもスタンプを利用するなど、アスキーアートが注目されていることを実感しました。
「ネオアキバブーム」の背景は?仕掛け人の一人「GOGO!project」に聞いた
こうしたアキバブームの背景には現在韓国の作り手である30代~40代世代の中高生時代に日本文化との接触が増えたこともがあると推測されます。日本のアキバ文化を幼少期から好み、現在韓国内でアキバ系カルチャーのクリエイターのキュレーションや雑貨の販売を行うGOGO!projectさんにこうした事象について伺いました。