J1昇格へ3度目の足踏み 横浜FCの四方田監督「まだ自力で決めるチャンスが残っている」…最終節は引き分け以上で昇格決定
◆明治安田J2リーグ ▽第37節 横浜FC0―0栃木(3日・ニッパツ) 横浜FCはホームで栃木と対戦し、0―0で引き分けた。3位の長崎が同時刻に行われた千葉戦に2―1で勝利したため、残り1試合を残して勝ち点差が3に。2年ぶりのJ1昇格は最終節の山口戦(10日・みらスタ)まで持ち越しとなった。 試合終了後の会見で横浜FCの四方田修平監督は「結果として今週も昇格を自分たちの力でつかみ取れずみんな悔しい気持ちでいっぱいですし、サポーターの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱい」と話した。一方で「選手の気持ちが前面に出たプレーを90分通してしてくれたと思いますし、課題に対してみんながしっかりと向き合って失点も0に抑えられた」と2戦7失点と不調だった守備陣が無失点で抑えたことを前向きに捉えた。 昇格に王手を決めた10月6日の鹿児島戦(1〇0)で11あった勝ち点差は、気づけばたったの3に。J1昇格に王手をかけてから10月19日の仙台戦(0●3)と27日の岡山戦(2●4)で連敗し、この試合でも決められず3戦連続の昇格持ち越しとなった。 指揮官は「決めれなかったことは残念ではあるが、サッカーでは多々起こりえることで受け入れるしかない」と切り替える姿勢を強調。最終節の山口戦では引き分け以上で昇格が決まることもあり「まだ自力で決めるチャンスが残っている。この悔しさともどかしさでバラバラにならないように、山口戦は総力戦で取りたい」と前向きな姿勢を貫いた。
報知新聞社