笑顔のガッツポーズを見せる國學院大學3年生の平林清澄選手(写真：日刊スポーツ/アフロ)

◇大阪マラソン（25日、大阪府庁前～大阪城公園内42.195キロ） 國學院大學3年生の平林清澄選手が25日、大阪マラソンで2時間6分18秒のタイムで走り大会制覇。初マラソン日本最高記録と学生記録を塗り替える鮮烈なマラソンデビューを飾り、「次のロサンゼルス五輪は代表を狙っていきたい」と語りました。 【画像】國學院大學の平林清澄が初マラソン日本最高＆学生新の鮮烈デビュー 冷たい雨が降るコンディションの中で、「自分がいけるところがあればいきたいなと思っていた」と32キロ手前でトップに浮上。その際には笑顔でガッツポーズもみせます。 終盤は苦しい表情をみせますが、先頭を譲らず、日本歴代7位となる2時間6分18秒のタイムでフィニッシュ。力強いガッツポーズと雄叫びをあげました。 今年1月の第100回箱根駅伝で2区（23.1キロ）で区間3位と好走。1年生のときからチームの主軸として走る平林選手は、「自分が得意な土俵が長い距離というところ、それは何キロになっても、長い距離は得意で自分の土俵だと思っていたので、“自分が知らない未知の領域を知れる”っていうのはすごく楽しみなことだと思っていた」と初マラソンを冷静に振り返ります。 さらにレース直後には前田康弘監督と熱い抱擁。「大学のうちからマラソンをやって、勝負していきたいっていうのは、前田さんとの中での“夢”ではあったので、1つそこに近づいたんじゃないかな」と笑みがこぼれます。 前田監督との“夢”とは、「國學院大學からマラソンで世界で戦えるランナーを作りたいっていうところがある。自分がその先駆けになれるようやっているところ」と語り、「次のロサンゼルス五輪は代表を狙っていきたいと思う」と力を込めた。