[国スポ少年男子]「引っ張ってやっていきたい」。愛媛県の中学生MF仙波隼太郎(愛媛U-15)が1G1Aで大阪府撃破へ導く
[9.22 国スポ少年男子2回戦 大阪府 0-2 愛媛県 北部グラウンドA] 愛媛県は前半11分、メンバー唯一の中学生MF仙波隼太郎(愛媛 U-15、中3)が先制ヘッド。「合わせるのは得意なので」というMFは、MF永易昂樹(今治U-18、2年)の右CKをニアで合わせ、逆サイドのネットへ流し込んだ。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 また、「自分は(パスを)出した後の係わりというか、前に入っていくところが得意」と説明する仙波は後半29分、右サイドの連係で抜け出し、MF玉城千也(愛媛U-18、1年)の追加点をアシストした。 守備の時間が長くなる中、自分がボールを受けて前に入っていく回数が全体的に少なかったことは確か。それでも的確にギャップを狙う動きとテクニックを表現し、ボランチの守備でも良く戦っていた。そして、1ゴール1アシストの活躍。中心選手のパフォーマンスで前回準優勝の大阪府撃破へ導いた。 長く愛媛の中心選手として活躍した赤井秀一監督は、仙波について「技術的なところもしっかりしているし、戦う部分でもやっぱ戦えるし、しっかり相手を見ながら選んでプレーできるんで。全体的にレベルの高いところでプレーできる選手なんで、今はチームの中心になっていて、中学生とかあまり関係ないです」とコメントする。 国民スポーツ大会少年男子の部はU-16の大会。仙波にとっては1歳年上の世代での戦いだが、本人も「やっぱりピッチの中入ったら年は関係ないと思いますし、その中で、自分が引っ張っていけるところは引っ張ってやっていきたい」と力を込めた。普段から愛媛U-18でトレーニングし、そのスピード感の中で成長中。U-15日本代表にも選ばれている注目株が、愛媛を引っ張り、初のベスト4、それ以上へ導く。