ママ友宅では「中学受験」するようです。公立の中学校は義務教育だから「無料」ですが、私立中だとどのくらい費用がかかるのでしょう?
私立中学の費用をおさえる方法
公立中学に比べ、私立中学はさまざまな費用がかかります。授業料は無償化にならないため、負担が大きくなります。「子どもを私立に行かせたいけれど費用が不安」と考えて、ためらってしまう親もいるでしょう。そこで本項では、私立中学の教育費用が負担である家庭が利用できる制度について解説します。 ■自治体の補助金を利用する 自治体にはそれぞれ、私立中学の授業料などを補助してくれる制度があります。補助の一例として、東京都の制度を見ていきましょう。東京都では私立中学に通う生徒に対して、年額10万円を上限に補助を受けられます。なお、補助を受ける条件に所得制限はありません。 ■奨学金制度を利用する 私立中学には、奨学金制度や特待生制度を独自で行っている学校があります。学力やスポーツの成績など、学校ごとに指定された条件をクリアした生徒が利用できるでしょう。 特待生や奨学生となると、入学金や授業料の一部または全額が免除されます。制度を利用すれば私立中学の教育費の負担をおさえられますが、利用できる人は限られているため、私立中学への進学を検討している人は早めに確認しておきましょう。
公立中でもすべての教育費が無償にならない点に注意しよう
公立中学は授業料無償化の対象であるため、教育費をおさえることができます。一方私立中学は無償化の対象ではないため、費用の負担が大きいといえます。公立中学に比べて数倍の差があるでしょう。 費用をおさえて私立中学に子どもを入学させたい場合は、自治体の補助制度や学校の特待生・奨学生制度を利用しましょう。利用のための条件があるものの、費用負担を減らせるかもしれません。 出典 文部科学省 高校生等への修学支援 文部科学省 令和3年度子供の学習費調査の結果を公表します 東京都 所得制限なく私立中学校等の授業料支援(10万円)が受けられます 9月2日からオンラインで申請受付を開始 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部