「弟の結婚式」があるけど、年末は出費が多くて余裕がない! ご祝儀「1万円」はさすがに少なすぎ? 失礼になってしまうでしょうか?
年末やクリスマスなど行事がたくさんある12月。その12月に兄弟・姉妹の結婚式があるけれど、忘年会などで出費が多くてご祝儀を払う余裕がないという人もいるかもしれません。自分が未婚で余裕がない場合はご祝儀が1万円でも問題ないのか、兄弟・姉妹の場合のご祝儀の平均額はどのくらいなのかについて解説します。 ▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?
弟の結婚式に出る際のご祝儀の平均額とは?
兄弟・姉妹の結婚式に出席する際の平均額を見ていきましょう。一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が実施した、2023年度「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査」によると、兄弟・姉妹の結婚式に参加する場合のご祝儀代の平均額は「6万52円」で、一番多い回答は「3万円」となっています。ご祝儀の金額の割合は図表1の通りです。 図表1
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」 より作成 図表を見ると分かる通り、兄弟・姉妹の結婚式では3万円を渡している割合は約3割で、全体の8割以上が3万円以上の金額をご祝儀として包んでいます。今回のように1万円を包むというのは少数派で、平均額よりも大幅に少ない金額になってしまうため、マナー違反になってしまう可能性があります。
実際に1万円のご祝儀をもらった新郎新婦の意見とは?
結婚スタイルマガジンの調査によると、ご祝儀で1万円をもらった場合の新郎新婦の意見として以下のものが挙げられています。 ●出席してくれたことはうれしいけれど、料理や引出物にかかる費用などを考えると1万円という金額は驚いた ●普段からお金に悩んでいる様子はなかったのに、ご祝儀が少なくて正直モヤモヤした ●ご祝儀が1万円だったので印象には残ったけれど、来てくれるだけでうれしかったので気にしなかった やはり、ご祝儀が相場よりも少ないと新郎新婦がモヤモヤしてしまったり、新郎新婦の印象に残ってしまったりする可能性があるようです。中にはご祝儀の金額を気にしないという新郎新婦もいますが、自分が相手の立場だった場合、どのように考えるかも想定しておいたほうがよいでしょう。