サムスン、3つに折りたためるスマホを26年内に発売と推測 ファーウェイに続き各社相次ぎ開発中か
韓国の電子機器大手・サムスン電子が発売を計画していると予想されている「3つ折り型」スマートフォンについて、ディスプレイ業界のアナリストが2026年初頭に発表される可能性が高いと言及した。 【画像】記事アイキャッチの「Huawei Mate XT」実際に触ってみた。フォトレビューを見る これは今年10月に現地韓国メディアが「翌年内に発売される」との報道で機運が高まることとなっていたが、アナリストのRoss Young氏がこのほどXに投稿したポストによると「2026年初頭」とやや後ろ倒しでの予測を共有した。 以前のZDNET Koreaによると、当該デバイスに関してディスプレイ部門は既に必要な部品の開発が完了、生産への準備にも向かっていると伝えており、実際に発売されるかは同社のコンシューマ分野、モバイルエクスペリエンス事業の判断になると伝えており正確な投入時期については依然として不透明。 現在発売されている3つ折り型スマートフォンは中国・ファーウェイの「Mate XT」のみで、12インチクラスの大画面を「屏風」のように収められるユニークさから、定価40万円を超える高価な値段設定にも関わらず多くの購入者が見受けられた。本体の厚さは最薄部で3.5mmと非常に薄い設定になっており、コンパクトさも重視しつつも耐衝撃性の観点では心配する評価が寄せられていた。 サムスンは当該デバイスの折りたたみ構造に「2つともに内折れのヒンジ」を採用すること、外部にもカバーディスプレイを備えることなどが予想されており、そうした耐久性の問題の低減も期待できるという。 なお、Mate XTは世界初投入でありながらも中国国外での展開は行われておらず、以前の報道では「サムスンがグローバル展開として初」になる可能性も期待されていた。しかし、新興国で人気のあるブランドTECNOは同様の3つ折スマホのコンセプト機を公開したほか、OPPOとHONORも同様の三画面折りたたみデバイスの開発に取り組んでいるとの情報もあり、次世代デバイスに向けて競争も激化しているようだ。
編集部 IT/デジタル担当