「自画撮り画像メールしないで」小中高生の被害防止へ呼びかけ
小学生の場合は、「学級で話し合ってネットのルール作りをしませんか」「家族とも話し合ってみませんか」と呼び掛け、家族と約束したルールを書き出して掲示する方法なども提案しています。 有害サイトへの接続を防ぐフィルタリングは、県教委の今年度のアンケート調査で小学生は携帯電話、スマホ、ゲーム、パソコンなどで50~70%台の利用率ですが、年齢とともに利用率は低下し、高校生ではゲーム機やパソコンで30~40%台にとどまります。共同メッセージは「地域や家庭のルールづくりとともに、こうした安全対策の基本も大切に」と訴えています。 警察庁によると2016(平成28)年に児童ポルノ事犯の「自画撮り」被害に遭った児童は480人で、2012年の207人から毎年増加しています。自画撮り被害はコミュニティサイトに起因するものが約8割を占め、スマホを使ってコミュニティサイトにアクセスしたことに起因するものが約7割を占める――としています。被害の半数以上が中学生です。
---------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者・編集者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説