シリア旧反体制派、イスラエルとの対立回避目指す意向…「現段階で優先すべきは復興と安定」
声明では、▽女性や少数民族の人権を尊重する▽国内避難民らの移動の自由を確保する▽国内の化学兵器を安全に処理する――などを、支援に向けて暫定政権に求める原則とした。「シリアの統一や領土の保全、主権を全面的に支持する」としており、アサド政権崩壊に乗じてシリアとの間の緩衝地帯に駐留しているイスラエルにクギを刺したとみられる。
米国のブリンケン国務長官は14日、関係国による外相会合が開かれたヨルダンで記者会見し、米政府がシリアの旧反体制派を主導する「シャーム解放機構」(HTS)と直接、接触したと認めた。米政府はHTSをテロ組織に指定しており、接触を公式に認めたのは初となる。