【2歳馬ジャッジ】ニタモノドウシが現2歳世代の芝部門最高指数を更新 サラコスティは好内容で勝利
8月18日(日) 中京3R 優勝馬 サラコスティ 指数-12 評価AA
1番枠から好スタートを決め枠なりに楽に先手を取った。そこからコントロールしてマイペースの逃げ。3角でのリードは1馬身、4角手前の残り3F地点でやや気合いを入れられると徐々に後続を突き放していった。直線序盤で2馬身半差、ラスト1Fでさらに差を広げ、9馬身差で圧勝した。 本馬は前走の6月京都芝1800mの新馬戦では2着。勝利したエリキングとともに出遅れたが、重い芝の京都としてはかなり優秀な上がり3Fタイムでの2着。ラスト2Fの数字も馬場状態を考えれば良いと推測され、かなり優秀な内容だった。今回は勝利するのは当然として、どのくらいの指数で勝利するかに注目していた。 今回は鞍上が馬の首を横にして構えていたこともあるが、スタートが改善されていた。やはりフットワークが美しく良い馬だ。そしてここで記録した指数は、8月新潟の未勝利戦を圧勝したアルレッキーノと並び、この時点では現2歳世代芝部門トップタイの数字を記録した。 このレースにはエリキングが勝った新馬戦で3着だったシークも出走していたが、4着。このことからも前走の新馬戦は出遅れた不利が大きく、タフな馬場のスローペースで最後に鋭い瞬発力を使ったことに価値があったことがわかる。 こうなると勝利したエリキングも相当強いことが推測される。同馬とサラコスティは今後の重賞戦線で大活躍する馬になるのだろう。
8月17日(土) 札幌1R 優勝馬 ショウナンサムデイ 指数-6 評価A
今回は6番枠からまずまずのスタートだったが、前走でかなり積極的に出していったこともあり、行きっぷり良く先行。外から前を主張する馬を行かせて2列目の外を追走した。3~4角の半ばで動いて前2頭に並びかけ、直線序盤で先頭。そこからしっかり伸びて2馬身半差で完勝した。 本馬の母は2015年のジャパンCを優勝したショウナンパンドラ。その子供たちには大きな期待が寄せられたが、ここまで走る産駒は出ていない。本馬が前走の新馬戦で1番人気に支持されなかったのは、そんな理由もあったのかもしれない。 前走の新馬戦は五分のスタートから気合いをつけてハナ奪取したが、3角手前で外の馬に少し寄られたところでズルっと後退。そんな不利がありながらも最後まであきらめずに3着に再浮上した。新馬戦の内容からこれまでのショウナンパンドラの子供たちより強いかもと思わせた。 今回の上がり3Fタイム34秒5はこの週の札幌芝中距離戦としては優秀。ラスト2F11秒3-11秒2の数字が示す通り、最後までしっかり伸び続けていた。母ショウナンパンドラは使われて強くなっていった馬だけに、娘の本馬にも同じような成長曲線を期待したくなる。