やはりレベルが違う!? J1→J2移籍で大活躍した選手(7)ついに爆発!? 18歳で欧州に渡った超天才
日本でトップレベルの選手が集うJ1リーグのクラブでは、さまざまな理由からピッチに立つことができない選手も多々いる。そんな選手が出場機会を求めてJ2のクラブへ行った途端に活躍するケースは少なくない。そこで今回は、J1からJ2への移籍で改めて自身の価値を証明している選手をピックアップして紹介する。※データは12月5日時点の『transfermarkt』を参照、スタッツは『jleague.co』を参照。
FW:若月大和(レノファ山口FC) 生年月日:2002年1月18日 前所属クラブ:湘南ベルマーレ 2024リーグ戦成績:34試合7得点4アシスト 若月大和は、2018年にU-17サッカー日本代表としてFIFA U-17ワールドカップ(W杯)に出場し、2019年に湘南ベルマーレに特別指定選手として加入した。翌2020年にはスイスのシオンに2年間の期限付き移籍で挑戦するなど、日本サッカー界の期待を背負う若手選手だった。 しかし、この欧州挑戦は新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた。加入直後にチーム活動が一時停止するなど逆風が続き、思うような結果を残せず、2022年に湘南ベルマーレに復帰。日本に戻ってからもJ1で出場機会に恵まれず、2024シーズンから完全移籍でレノファ山口FCに加入した。 それでもJ2に舞台を移すと、すぐに結果を残した。開幕戦の横浜FC戦で先発し、いきなりゴールを記録。第14節のモンテディオ山形戦では、PKを失敗してしまうが、その直後のCKからゴールを奪い、チームの勝利に貢献した。 8月の天皇杯4回戦では、サガン鳥栖戦で1得点1アシストの活躍を披露。自慢のスピードとキレのあるドリブルでJ1のクラブを翻弄し、チームを2-0の勝利に導いた。 10代の頃に期待されたポテンシャルを考えると、まだその全てを発揮したとは言い難い。しかし、若月にとって2024シーズンは、プロキャリア初めてのフルシーズンを戦い抜いた重要な年となった。これからも成長を続ける可能性を秘めた22歳のアタッカーが、どのような進化を遂げるのか注目だ。
フットボールチャンネル