「夜中に電話して作戦」銀メダルに導いた“馬術” 佐藤大宗はノーザンファームへ感謝「無双状態になった」【近代五種】
近代五種で、日本勢初となる銀メダルを獲得した佐藤大宗選手。メダル獲得から一夜明け、喜びを語りました。 【画像】馬術でガッツポーズをする佐藤大宗選手 近代五種は、1人の選手が1日の間にフェンシング、水泳、馬術、レーザーラン(射撃+ラン)を行い、万能性を競う複合競技。2028年ロサンゼルス大会では、馬術に代わりオブスタクル(障害物レース)が採用。馬術を含む近代五種は今大会が最後となります。 その決勝、最初の種目である馬術(障害)では、ひとつのミスなく競技を終える300点満点スタート。この結果で自信を持ったという佐藤選手。 「馬術で自分は勢いに乗った。300点満点で帰ってきて『いける!』という気持ちしかなかった。誰も止められない“無双状態”に入ってました」と競技後の心境を語りました。 馬術で好成績を残すことが狙いだったと話した佐藤選手。そしてその馬術を支えてくれたのは、日本の牧場であるノーザンファームのおかげだと言います。 「今回帯同はされてないですけど、北海道で今年から合宿行かせてもらったノーザンファームさんのところでお世話になりました。日本時間だったら夜中なんですけど、電話をして馬の性質、コースの特徴などいろいろな作戦を練った。こういうふうに跳んだ方がいい、この馬はこういうふうにした方がいいとアドバイスをもらった。間違いなく作戦通りいけたので、アドバイスが大きかったです」 大舞台の裏側で支えてくれたアドバイスがなければ、うまくいかなかったことを告白。感謝の言葉を残しています。