【パリ五輪】マラソン・前回33位の前田穂南 「最大限のパフォーマンスを発揮して走り切りたい」
◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ) パリ五輪・陸上競技の8月11日に行われる女子マラソンを前に日本代表がオンラインで会見を開いて報道陣の取材に応じた。 マラソン・一山麻緒が2度目の五輪へ「世界にどこまで食らいつけるか挑戦したい」/パリ五輪 2021年の東京五輪は1年延期の影響などもあって33位にとどまった前田穂南(天満屋)は「しっかり自分の最大限のパフォーマンスを発揮して、最後まで走り切りたいと思います」と集中力を高めた。 史上最高のアップダウンがあるコースと言われている。6月から米国・アルバカーキで合宿を積んでおり、「起伏を使って距離を走ってきました」と話し、「だいぶ疲労が溜まっていて、今抜いている状態です」と現在の状況を明かす。 コースの印象については「15kmぐらいから坂があって、後半も坂があるタフなコースになりますが、対応できるように米国で距離を踏んできました」と冷静に語った。 3年前の東京五輪ではMGC圧勝。日本のエース格として迎えたが、コロナ禍で大会が1年延期になった影響などから万全の状態で臨めなかった。「今回はたくさんの応援もあるということで、ものすごい楽しみな部分があります。応援の力を借りて、最後まで走りたいと思います」と3年前との違いも感じている。 号砲まであと3日となった。「しっかりパリのコースをいい状態でスタートラインに立って走り切りたいと思います」。淡々とした語り口に、強い決意をのぞかせた。 女子マラソンは日本時間8月11日15時スタート。閉会式と同日、大会のフィナーレを飾る。
月陸編集部