米地元報道は炎上ダルビッシュを酷評「抜擢大失敗」「これがド軍最後登板」
記事では、ダルビッシュのコメントも紹介した。 「前回の登板でスライダーと自分が一番得意としている曲がり球系がまったく駄目で、中4日の間でずっと修正をしてきて、ストライクを投げるレベルまで持って来れたんですけど、打者を圧倒できるレベルまで引き上げることができなかった。いろいろ試行錯誤してきたのはよかったですけど、最後2試合でそれができなかったのが残念です」 さらにダルビッシュは、第3戦で二塁打され、第7戦で本塁打されたスプリンガーについて、「スプリンガーみたいなバッターだとなかなか難しいという感じ。最後(左中間への2点本塁打)も3ボール2ストライクから(捕手の)バーンズはスライダーを要求したんですけど、今日のスライダーのクオリティーだと同じことになると思って真っすぐを選んだ」と説明したという。 そして、今オフ、フリーエージェントになるダルビッシュが「自分はドジャースでやり返したい」と話したという内容で記事を締めた。 またデイリー・ニュース紙は「ダルビッシュ有のワールドシリーズ第7戦での先発登板は、ドジャースにとって大失敗に終わった」という記事を掲載した。 同記事は「ダルビッシュは、罪の償いのチャンスを無駄にした」と第3戦の汚名返上ができなかったダルビッシュを批判。そして「彼にとって、これがドジャースとして最後の試合となり得る。3か月間のロサンゼルスの所属はほろ苦い終わりとなってしまった」と続けた。 同記事では、ダルビッシュがレギュラーシーズンでの最後の3登板から調子を上げ、ナ・リーグ地区シリーズや優勝決定シリーズでの活躍にも触れた。だが、「アストロズ相手の2度の先発登板でダルビッシュはすっかり変わってしまった。彼にとって初めてのワールドシリーズでの2度の先発登板で残した防御率は21.60だった」とし、「彼はこの冬フリーエージェントになる」という言葉で締めた。 ロバーツ監督は、「ダルビッシュは球速もあったし、いい投球をすると思っていた。(今日の結果は)予期していなかった」とかばい、ダルビッシュを第7戦で先発させたことを問われ、「(試合が終われば)ああすれば良かったなどと言われるが、私達は有を(第7戦で)先発させることに自信を感じていた。彼は(レンジャーズから)獲得以来、ずっと我々のトップ3の先発だった」と説明した。 ダルビッシュは、試合後に自らドジャース残留を希望したが、ドジャースがどのような判断を下すのか。ダルビッシュにとって厳しいオフになりそうだ。