「補償を最後まで行い廃業」ジャニーズ事務所が会見(2023年10月2日)(全文1)※冒頭発言のみ
ジャニーズ事務所の東山紀之社長らは2日午後、記者会見を行った。 ※冒頭発言のみ書き起こしています。 【動画】ジャニーズ事務所が2日午後2時から会見 社名変更や被害補償を説明(2023年10月2日) ◇ ◇
本日の進行説明
司会:お時間となりました。記者会見を開始いたします。本日の登壇者をご紹介いたします。壇上、向かって中央左側におりますのが、ジャニーズ事務所代表取締役社長、東山紀之です。その左隣、ジャニーズアイランド代表取締役社長、井ノ原快彦です。皆さまから向かって一番左、9月30日に就任いたしましたジャニーズ事務所チーフコンプライアンスオフィサー、山田将之です。そして一番右、ジャニーズ事務所の顧問、西村あさひ法律事務所外国法共同事業の弁護士、木目田裕です。本日の司会を務めさせていただきますマツモトカズヤです。 まず、ジャニーズ事務所からご説明申し上げ、その後、質疑応答のお時間とさせていただきます。では、ジャニーズ事務所代表取締役社長、東山よりごあいさつ、ご説明させていただきます。お願いします。
この場をお借りして改めて謝罪
東山:本日は皆さま、お忙しい中集まっていただきありがとうございます。まずは私からこの場をお借りして、喜多川氏によって被害に遭われた方々、今も苦しんでいらっしゃる方々に改めて謝罪をさせていただきます。本当に今まで、つらい思いをさせて申し訳なかったと感じています。すいませんでした。 井ノ原:すいません、始まる前に一つお願いさせていただいてもよろしいでしょうか? 現在ですね、SNSなどで被害に遭われた方々に対する誹謗や中傷が起こっております。これは本当にやめていただきたいなと思います。一部の方だと信じておりますけれども、やめていただきたいなと思っております。被害に遭われた方は、本当につらい思いをして1人でずっと抱え込んでいたんだと思います。それがようやく声を上げられた。その勇気をやっぱり僕は無駄にしたくないです。そしてその勇気があったからこそ、この会社が大きく変わろうと、そういうふうな動きになったんだと思います。ですからなにとぞ、誹謗中傷はやめていただきたいと思います。よろしくお願いします。 東山:本日はですね、私どもが再出発するにあたり、現時点でどのようなビジョンを、そして方針を持っているか、ご説明させていただきたいと思っています。 前回9月7日に記者会見をさせていただいてから約1か月、喜多川氏によって被害に遭われた方々、去っていった仲間たち、スポンサー企業の皆さま、放送局をはじめとするコンテンツ企業の皆さま、ひいてはエンターテイメント関係の皆さま、本当にいかに自分たちが内向きでいけなかったのかということを感じております。そして、何よりも当社所属のタレントたちを応援していただいているファンの皆さま、その方たちからも大変信頼というものを大きく損なってしまったなと思っております。 前回の記者会見では、ジャニーズ事務所という社名を残すと申しましたが、それこそがまさに私たちが内向き体制であったと批判されて、当然のことだと感じていました。私どもはですね、そうした反省の上に、本当に再出発というのはどういうものか、それを考えてきました。井ノ原とも真剣に討論をしてまいりました。そこで、事務所、現在のジャニーズ事務所、社名を変更いたします。そして、タレントマネジメントおよび育成の業務からは、完全に撤退させていただきます。被害に遭われ、今もなお苦しんでいらっしゃる方々の補償、救済、心のケア、これを時間がかかっても最後まで全うさせていただきたいと考えております。