子どもの「自己肯定感」を高めたいなら“褒める”よりも親がすべきこと
子どもの自己肯定感が低かったら…家庭で取り組んでほしいこと
以前に比べよく耳にするようになった「発達障害」という言葉。その結果、他よりも少し変わっている子や、大人にとって扱いづらい子、期待通りに育っていない子が発達障害と疑われる場面が増えているのではないでしょうか? 【マンガで読む】およそ30人に1人「子どもの読み書き障害」授業に全くついていけないのに問題視されない…母がとった行動とは? そんな中で、自分の子どもが集団行動が苦手だったり、落ち着きが無かったりなどして「もしかして、発達障害かも?」と感じた時に、一体、親はどうするべきなのか…。 そこで今回は、「発達障害のような症状」の原因や、困りごとへの対処法、どう育てていけばよいかを詳しく説明した書籍『子どもが「発達障害」と疑われたときに読む本』をご紹介します。 発達障害や、発達障害を疑われる子どもは、“自己肯定感が低い”傾向にあるのだそうです。では、そんな子どもの自己肯定感を高める為に、家庭ではどのように対応すればいいのでしょうか? その方法を解説いたします。
【レジリエンス】失敗しても立ち直る力をつける
多少の失敗をしても親は手を出さず、子どもの立ち直る力を信じましょう。そのためには、失敗をのりこえる力、レジリエンスが必要です。どのようにすれば、レジリエンスを育てられるでしょう。
レジリエンスの要素
レジリエンスは、自己肯定感、社会性、ソーシャルサポートの3つからなります。高めるには親の関わり方が重要です。 <レジリエンスが高いと> 失敗しても自分を信じ、足りないところはサポートを得て、のりこえることができる <レジリエンスが低いと> 失敗したとき、どうしたらいいかと考える前に、どうせできないとくじけてしまう
レジリエンスを鍛えてこころの脳を育てる
失敗してもくじけず、反省したり対処を考えたりすることで、こころの脳が育ちます。ところが、レジリエンスが低いと、失敗にくじけてしまいます。こころの脳を育てるためにも、レジリエンスを鍛えましょう。 レジリエンスは、三つの要素からなります。自己肯定感、社会性、ソーシャルサポートです。 このうち、ソーシャルサポートとは、困ったときに助けを求めることです。人はひとりで生きているわけではなく、まわりの人のサポートがあってこそ生きていけます。まず、親がサポートに対する見解を変えることが大切です。