西武・平良海馬が2度目の交渉で合意 先発希望を封印「来年は中継ぎで。ざっくり言うと条件がよかった」
西武・平良海馬投手(25)が13日、埼玉・所沢市の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、5000万円減の年俸2億円プラス出来高(推定)でサインした。 【写真】西武・平良海馬、新米パパの自覚シッカリ「175キロ出したい」 「来年は中継ぎでやります。ざっくり言うと、条件がよかった。インセンティブもかなりつけてくれたので、球団側からそれだけやってほしいという思いが伝わった」 前回の交渉では来季先発を希望する右腕と、中継ぎでの起用を考える球団と折り合いがつかなかったが、話し合いを重ね右腕が球団の要望に応える形となった。先発転向2年目の今季は、5月に右前腕の張りを訴え長期離脱を余儀なくされたが、8月に復帰後は中継ぎに回ると17試合で2勝0敗、防御率2・12と安定した数字を残した。 10月には第1子となる長男が誕生。「25歳になったし、僕も先輩に教えてもらったことを後輩に教えていきたい」と1月に故郷・石垣島で行う自主トレでは若手の武内、羽田らに参加を呼びかけるなど、新たな自覚も生まれた。 2022年に34ホールドで最優秀中継ぎのタイトルを獲得した平良は「それを越えられたら」と託された役割で再び頂点を目指す。(石井孝尚)