【鈴木ゆうか】non-noモデルを卒業!10年間の思いを語るラストインタビュー
『non‐no』が“好き”を魅力として引き出してくれた
子どもの頃から甘い服に夢中だったし、non‐noモデルになる前から『non‐no』の甘い服が大好きだった私。そんな個性を尊重していただき、撮影ではガーリーなファッションを担当させていただくことも多くて。そのテイストがいつしか自分の武器になっていると気づかせてくれたのも、『non‐no』でした。 だからこそ、女の子のファンの方々から、私服が好評という話を聞くとすごくうれしくて。ファンの皆さんの応援や言葉はいつも私の心の支えだった。イベントやショーなどで直接かけてくださる言葉や歓声。SNSなどを通じて届けてくれるメッセージ。そして、「ゆうかちゃんがいるから頑張れます」という言葉をいただくと、いつも泣きそうになる。自分もかつて憧れのモデルさんに同じ気持ちを抱いていたから。そんな自分が、今は誰かの力になれているのかな?と思うと、うれしくて。こちらこそ力をもらえています。 non‐noモデルになってから、自信を持てるようになったし、自分の魅力といえるものも見つかった。そして何より、人並みにおしゃべりできるようにもなった。この間スタッフさんに「人間味が出てきたね」と言われたことがあったのだけれど、以前の私は人形みたいだったんだと思います(笑)。
10年の積み重ねを経た今の自分が大好き!
モデルになりたいと強く思った学生時代、それは遠い夢でしかなかったけれど。『non‐no』が10年の時をかけて、私を成長させてくれた今、胸を張って堂々と「私はモデルです」と言えます。本当はね、『non‐no』が大好きでしかたないから、専属モデルでいられるならいつまでもいたかったの(笑)。でも、今年の初めに(貴島)明日香ちゃんが卒業して、次は自分の番かな?と考えたら、現状に満足せず、「大人になるにつれさらに違う魅力を出して、いろんな表現方法を試したい!」とポジティブに思えるようになったんだ。 このインタビューを受けながら、10年間の掲載ページすべてに目を通したら、ちゃんと進化し続けていられたことに気がつきました。努力していたことがムダにならず、しっかり形になっていたんだなって。この卒業企画の撮影も、思いっきり好きなことをやらせていただいたから、この10年間の私とはまた違った雰囲気を最後にお見せできていたらいいな。 non‐no編集部の皆さん、スタッフの皆さんが、あらゆる方法で私を可愛く変身させてくださって、そしてファンの方々が応援してくださったおかげで、普通の女の子だった私が、“モデル・鈴木ゆうか”になれました。皆さんも、もし何かやりたいことがあるのなら、勇気を出して挑戦してみてほしいです。自信がなくたってがむしゃらに好きな道を突き進めば、その努力は実り武器になるはず。そしていつかいい形になると信じて! 私、今の自分がとっても好きなんです。そう思えるのも皆さんの支えがあったからこそ。 この10年間、ずっとずっとありがとう♡
2024年12月号掲載 Staff Credit モデル/鈴木ゆうか 撮影/三瓶康友 ヘア&メイク/吉﨑沙世子(io・ゆうか) スタイリスト/石田綾 構成・原文/道端舞子 web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス